昨日3月20日、吉本興業創業100周年記念「笑いと平和の百冊シリーズ」春のフェア会見イベントが東京・紀伊國屋書店新宿南店で行われ、
エプロン姿の2人は、来場者1人ひとりと会話を交わしながら、春のフェア対象書籍を次々に販売。又吉は相方・綾部の本「AYABE MODE」を「いま東京で一番おしゃれな本」とオススメしたほか、千原ジュニアの「とはいえ、便所は宇宙である」について「日々ジュニアさんが考えていることが書かれて面白い」と絶賛していた。岩橋は自身のコンビの書籍「プラスマイナスのやってはいけないこと!」を「笑うつもりがなくても、ついつい笑っちゃう本」と積極的にアピールし、「せっかくだから握手してください」と購入者に自ら握手を求める。又吉と書道家・田中象雨との書籍「鈴虫炒飯」が飛ぶように売れていくと、岩橋は「ものすごい売れ行きですね」と驚いていた。
会見では「いまでも2日に1回は本屋さんに来ている」と語った読書家の又吉。書店員をやってみて、「本を人に薦めるのはあまり得意ではないんですけど、今日で感じがつかめました。その人にいくつか質問してから薦めるといいかもしれない」とコツをつかんだ様子だった。よしもと芸人の本でオススメを聞かれると「バッドボーイズ清人さんの本(『ダブル★ピース』)が好き」と答え、「清人さんの人間性がそのまま表れた文体で、作家さんでも書けないと思います」と、その理由を語った。また、今後の執筆予定を尋ねられた又吉は「いま連載エッセイをまとめている途中で、半分は書き下ろしになる」とコメント。ピースとしての活動があるため、転身は難しいとしながらも、「機会があれば本格的に小説を書いてみたい」と意欲を見せた。
一方、紀伊國屋書店京橋店でアルバイトをしていた経験があるという岩橋は、「当時、本に挟まっている短冊を抜き忘れて怒られてたんですけど、今日も結構やってしまいました」と反省しつつ、「自分の本を売れたのはうれしかった」と満足そうな表情を浮かべていた。
その後、
次に出版してほしい本の企画を観客から募ると、「又吉さんの私服の写真集を出してほしい」との声が。これには「そうですね……恥ずかしさもありますから」と又吉はいったん距離を置きつつも、「雑誌のストリートスナップみたいなやつを名前や年齢を変えて、その人の設定も考えながら1人でやってみるっていうのは面白いかもしれない」と新たな企画を提案していた。
「笑いと平和の百冊シリーズ」は吉本興業と各出版社との共同企画で、吉本にまつわる書籍やムックを2012年4月から100冊出版するという壮大な試み。この企画の宣伝部長にピース又吉が就任し、販促ポスターなどに登場して本シリーズをアピールしている。春のフェアでは、又吉デザインの特製ブックカバーが当たるキャンペーンを展開中だ。詳しくはオフィシャルサイトで確認を。
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お笑いナタリー @owarai_natalie
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