昨日2月2日、なんばグランド花月にて「伝統工芸看板大賞」会見が行われ、
「伝統工芸看板」 は、昨年2011年4月よりスタートした「47都道府県エリアプロジェクト」と「伝統工芸」とのコラボレーション企画。今年2012年4月8日にリニューアルオープンするなんばグランド花月・劇場玄関のひさしに、この日選ばれた1組の伝統工芸士の作品が1年間掲げられる。
最終選考に残ったのは、広島・広島仏壇、愛媛・菊間瓦、滋賀・上丹生彫刻、沖縄・琉球ガラス、和歌山・紀州漆器、鹿児島・大島紬・屋久杉、群馬・沼田指物、石川・山中漆器、北海道・旭川木彫の9組の伝統工芸士たち。それぞれ1組ずつ芸人たちの名前を彫った作品を携えてNGKの舞台に登場した。沼田指物による文珍の看板に、本人は「終わったら家に持って帰りたいなあ……。それぐらい素晴らしい」と感嘆。広島仏壇の技術を使った看板に仁鶴は「仏具の技術者に作っていただいて、うれしいような、心細いような(笑)」と笑わせながらも、名前の見事なバランスに驚いていた。
どれも甲乙つけがたい作品ばかりで、圧倒された様子の出演者たち。すると吉野伊佐男代表取締役会長は「素晴らしい作品ばかり。選考委員も困っておりまして、師匠方のご意見もお聞きして、この9作品すべてを大賞ということにさせていただき、春夏秋冬もしくは3カ月、4カ月交代で掲げさせていただくということでいかがでしょうか」と発表し、会場からは大きな拍手が寄せられた。
会見でカウスは「こうして各都道府県の職人さんが、こんな立派な看板を上げていただくということは、やはり看板は芸人の顔ですから、舞台にもより責任持って務めなアカンなと思います」とコメント。西川は「全国のみなさんが作ってあげようと手を挙げていただいたそうで、喜んでいます。100周年の機会に、心新たによりいっそう寄席小屋らしく、初心に戻って、1人でも多くのみなさんに笑っていただける、笑顔が増えるようになれば。しっかり頑張ります」と、感謝とともに改めて芸に精進する姿勢を見せた。
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