「ワレラ13～THE FINAL～」で、ともくんとしんぺいがラスト漫才

昨日11月28日に品川・よしもとプリンスシアターにて、イベントライブ「ワレラ13～THE FINAL～」が開催された。

「ワレラ13」はNSC東京13期生によるライブ。これで3回目の公演となるが、今回同劇場の閉館に合わせて最終公演となった。前半は、ともくんとしんぺい、ボーイフレンド、野良三郎、まえうしろ、田畑藤本、ミルキーウェイ、KBBY、メガマキコ、アリウープ、ダックス。、フラッパー☆がネタ披露。その後「チャンピオン大喜利」コーナーを行なった。まずは、ボーイフレンド黒沼がチャンピオンとなり、回答者の中から一番良かった答えを出した田畑藤本の藤本の回答と対決するもあっさり敗退。今度は藤本がチャンピオンとなり、ダックス。の回答を受けて立ったが、こちらもダックスが王座を奪取した。最後は、まえうしろがシュールなイラスト回答でチャンピオンに。見事賞金を獲得した。

後半は、モッキンバード、春夏秋冬、光永、マルコ、TEAM BANANA、ザ☆忍者、北京ダックス、ダイス、ジャム、少年感覚、笑鷺がネタを披露。その後ダイス司会のムチャぶり企画「全日本○○コンテスト」を行なった。出演者たちは何も知らされないまま、ダイスがまず「『全日本一発ギャグコンテスト』優勝者は……少年感覚・久松！」と発表。「帰りたい」と呆然とする受賞者本人をよそに、ダイスは「では、優勝を決めたあのギャグ『ダイヤモンドおじいちゃん』を披露していただきましょう！」と、無理矢理久松を舞台の中央に引っ張りだし、久松は顔を真っ赤にしながらやりきった。続いてダイスは「全日本モノマネコンテスト」「全日本雄叫びコンテスト」「西日本ショートコントコンテスト」などを次々発表。突然名前を呼ばれた芸人たちは皆一様に嫌がりながらも、TEAM BANANA山田の「はるさめ、食べよー」という雄叫び、光永と笑鷺・濱口による大阪色コテコテの即席ショートコント、春夏秋冬・浜中による「Tokyo Walker」読書感想文などの作品がお目見えした。

最後のコーナーでは、13人で13回大縄跳びにチャレンジ。出演者が次々と縄に飛び込むもなかなか上手くいかず。ところが次第に袖からはさまざまなキャラクターが乱入。楳図かずお、ゴルゴ13、「逃走中」のハンター、真矢＆石黒彩夫婦など、結局ボケ大会と化してしまった。

エンディングでは、11月いっぱいで解散を発表していたともくんとしんぺいが挨拶。ともくんは今後も芸人として活動、しんぺいは芸人を引退するということで、舞台上で同期たちが見守る中、最後の漫才を披露した。照明、音響などの協力もあり、これまでになく豪華な漫才を披露した2人。オチで噛んでしまったともくんにしんぺいは「ともくんらしいわ」と言いながら、ともくんの最後のボケ「また漫才やろうな」に「やめさせてもらうわ」と笑顔でツッコみ大きな拍手の中頭を下げた。

和やかな雰囲気の中終ろうとすると、いきない久松が「こんなんじゃ終われねえよ！」と言い出したことから、ボーイフレンド宮川とケンカが勃発。黒沼ら「歌を歌おう」というメンバーだけが舞台に残り、「カントリーロード」の合唱をともくんとしんぺいにプレゼントした。すると去っていったメンバーたちも歌につられて舞台に再度登場し全員で合唱。メンバーたちは「ありがとう！」という言葉に続けて、「よしもとプリンスシアター！」と言うと、ともくんとしんぺいが「僕らじゃないんかい！」とツッコみ、13期のチームワークをみせた。

「ワレラ13」は来年から舞台を変更して続投。次回は2012年1月8日（日）に渋谷・ヨシモト∞ホールにて開催される。ともくんとしんぺいの解散は残念だが、ファンは今後の13期の活躍を見守ろう。

ともくんとしんぺいコメント

しんぺい：本当に感謝の気持ちでいっぱいです。いい夢を見させていただきました。ともくんのことをみなさんよろしくお願いいたします。

ともくん：僕もその夢を見させてもらって、チャンスをもらって結果を出せてないまま終わるのがちょっと残念ですけど、僕はまだ終わりじゃないんで。こっからまた頑張ります。