昨日1月22日、東京・草月ホールで「つぶぞろい2023 ~みんな売れて大復活ライブ~」が開催された。
構成作家の飯塚大悟が2011年から自主開催していた「つぶぞろい」。
「M-1グランプリ2022」を制し貫禄さえ漂わせるウエストランドをはじめ、三四郎、ラブレターズ、R藤本はそれぞれの今の色が存分に出たネタで客席を沸かせる。ケンカ芸で知られるぽ~くちょっぷは「コンプライアンス、コンプライアンスで2015年から笑いが悲鳴に変わった」と述べつつ、やけくそ気味に得意のビンタネタを発動。関のボケに対する篠木の「こりゃ売れねーわ!」というツッコミが会場に響き渡ると、観客からは喝采と共に大きな笑いが巻き起こった。
マヂラブ村上は相方・野田が別仕事で欠席となったため、大学お笑いサークル時代の先輩でもある脳みそ夫とスペシャルユニットを結成。コミカルな忍者コントを繰り広げたが、不安の現れか徐々にステージの後ろへ下がっていく。浜口浜村での出演が叶わなかった
また、オープニングを飾ったのはかつて「つぶぞろい」の会場だった新宿バイタスの付近を舞台にしたユニットコント。ラブレターズ溜口扮するお笑いファンが「つぶぞろい2023」の会場に向かっていたところ、2011年にタイムスリップしてライブ終わりの三四郎・小宮、マヂラブ村上、ウエストランド井口、ラブレターズ塚本に遭遇する。各コンビが将来どうなるかを知らせるも、「歯と足の骨を折って『ゴッドタン』出演」「つり革に掴まらない漫才」「いぐちんランド開園」「ミシンでがんばっている」といった情報に彼らはピンとこない様子。「『笑っていいとも!』の最終回はこぢんまりやるんでしょ?」など実際を知っていないと出てこない疑問が飛び出し時空が歪みそうになる場面もありつつ、この10年の間に起こったお笑い界の変化が双方の発言によって振り返られ、観客は懐かしさや共感を覚えながら予定の尺の3倍以上に延びた5人のやり取りを楽しんでいた。
各コンビが弱みに思っていることをほかの芸人に論破してもらうことで安心感を得ようという企画「本当は論破してほしいディベート」では、ウエストランドが「ゴールデン番組のMCに一生なれない」、三四郎が「2人とも長生きできない」をテーマにして賑やかにトークする中、ぽ~くちょっぷは「近いうちに解散する」と切実な主張を展開。解散を経験した浜村も実体験を語って解散しないよう説得するが、同じ反対派の仲間から「こんな感じになりたくないでしょ?」と不意打ちを食らう羽目に。
エンディングは「ウケるとタップダンスするおもちゃ」と化したきしたかの高野で盛り上がり、MCを務めた村上が「誰かしらが何かしらで優勝したらまたやりましょう」と「つぶぞろい」第6弾の開催を約束する。最後は河本が厚切りジェイソンの「以ー上!」を言い放ち、ライブに幕を下ろした。
「つぶぞろい2023」は2月5日(日)までアーカイブ配信中。
つぶぞろい2023 ~みんな売れて大復活ライブ~ in 草月ホール(アーカイブ配信)
配信期間:2023年2月5日(日)23:59まで
チケット販売期間:2月5日(日)21:00まで
配信チケット料金:2000円
<出演者>
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アーカイブ配信は2/5(日)まで!
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