フジバラエティが総力をあげた新番組「フジ算」、方程式は人×人

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4月12日(月)深夜にフジテレビの新しいバラエティ番組「フジ算」がスタートする。放送は毎週月曜日から水曜日の24時45分から25時15分。初回のみ25時スタートとなっている。

フジテレビ新番組「フジ算」のロゴ。

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「記録より記憶に残るフジテレビ」のタイトルを頭に、2009年10月に開局50周年記念特別番組「めちゃ×2オボえてるッ!」を放送したフジテレビ。同局ではそのキャッチフレーズどおり、「オレたちひょうきん族」や「みなさんのおかげです」など、これまで数々の記憶に残るヒット番組を作り上げてきた。このヒットの法則について、「出演者×演出家」というシンプルな図式を大事にすることだと考えるバラエティ制作センターでは、今回この方程式を全面に打ち出した番組をスタート。「人」×「人」=「フジテレビらしい番組」という公式で、これまで以上に面白い番組制作を目指していく。

舞台は昔懐かしい雰囲気のスナック「フジ算」。着物姿の西山喜久恵アナウンサーが差し出すメニューには「キャスト名×ディレクター名=作品タイトル」がズラリと並んでいる。毎週訪れる大物ゲストは、このメニューから好みのものをチョイス。これらの新鮮な「番組のタマゴ」を吟味する。

記念すべき初回のゲストは、女芸人界の大物・久本雅美。イケメン芸人のみならずイケメンディレクターのチェックも欠かさず、いくつかの作品を堪能した。久本は「これ好きだわ~」、「嫌いじゃないなぁ」など率直なコメントをしつつ、1つ1つの作品を丁寧に鑑賞。自身が関わったディレクターとのエピソードも交えながら、お笑い愛をたっぷり絡めたコメントで番組を盛り上げた。

この番組では、放送された作品をオンエア後にネット配信。そのVTRが面白かったかどうかを採点できるシステムを用意する。各作品に対する評価は番組でフォローし、その後の作品にも活かすなど、視聴者の意見を取り入れた番組作りを目指していく。

収録後に行われた会見には、久本、西山アナウンサー、週替わりのアナウンサー松村未央が出席。その後、小松純也チーフプロデューサーが番組詳細などを説明するとともに、この番組やテレビバラエティに賭ける熱い思いを語った。

フジテレビが底力を見せつけてくれそうなこの番組。ヒット番組や人気芸人が育つ過程を見届けたいお笑いファンにはマストチェックだ。

VTR登場予定芸人

ピース / 椿鬼奴 / 永野 / NON STYLE / COWCOW / はるな愛 / 南海キャンディーズ山里 / ほか

会見一問一答

──収録の感想は?

久本:普段頑張っている若いディレクターが自分の世界を形にするという素晴らしい企画だと思います。あたたかい目で見てくれと言われたので常温で見ました(笑)。今後新しい刺激になると思いますね。独身女性も(この番組を見れば)素敵な時間を過ごせるのでは。

西山:若手ディレクターの作品をこうやってじっくり見るのは初めてです。自画自賛になりますが、どの作品も素晴らしかったと思います。昔からお世話になっている久本さんにもあたたかいコメントをたくさんいただきました(笑)。この番組は本当にみなさんの優しさでできているんだなと感じましたね。

松村:久本さんとは初めてお会いしたんですが、本当に優しい方でした。作品はどれもタイトルを聞いただけでわくわくします。次回作が見たくなるものばかりでしたね。

──作品のディレクターのことを気にしていましたね。

久本:毎日が婚活ですから(笑)。でもどの作品も「こういう人が作っているんだ」というのは気になりますよね。

──これは面白かったというのはどれですか?

久本:どれも良かったんですが、木月ディレクターの作品(ピース出演)も好きですし、発想が膨らむタイプの作品は面白かったですね。双川ディレクター作品(永野出演)も好き。もうちょっと見せ方あるかな、とか考えたり。今度良かったら私もその作品に使ってください(笑)。

──この番組にどのような期待をされていますか?

久本:未来のある番組ですよね。ADさんが作品を出せるなんてないですから。これがフジテレビの素晴らしいところです。私もこの先長く使っていただけるように。みなさん、私、久本雅美と申します(深々とお辞儀)。

西山:私は、まだ右も左もわからなかった頃に「新しい波」という番組をやらせていただいたことがあるんですが、出演者の方々やスタッフなど素晴らしい出会いがありました。この番組を通じてそういう出会いがあればいいなと思います。

小松チーフプロデューサーコメント

この番組は半年前から動き始めました。作品もすでにたくさん出来上がっています。作品にこちらが手を加えることはなく、最低限放送できるものかどうかをチェックするくらいです。出来ないものであれば、出来るようになるまで見守り続けます。もちろんゆくゆくはゴールデン帯に出したいですし、そのためにやっています。2つ3つは出したいですね。バラエティは結局手作り感が大切なんです。1つ1つの過程を手作業でやっていくアナログさを表現できればいいなと。いただく意見の中には厳しい評価もあると思いますが、そのぶん強くなればいい。バラエティ制作センターが総力をあげてやっているので、芸人さんに限らず、大物ゲストの方にも出ていただく予定です。

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