片桐仁が体験した映画撮影の壮絶裏話、共演予定のヤギがオオカミに食べられた

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来月3月3日(土)全国公開の映画「ラーメン食いてぇ!」に片桐仁が出演。このたび片桐仕様の“特製ポスタービジュアル”と、彼のオフィシャルコメントが公開された。

映画「ラーメン食いてぇ!」の特製ポスタービジュアル。

映画「ラーメン食いてぇ!」の特製ポスタービジュアル。

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「ラーメン食いてぇ!」は林明輝の同名Webマンガを熊谷祐紀が実写化する作品。人生の岐路に立たされた3人を、1杯のラーメンが思わぬ形でつなげていく物語で、片桐は新疆ウイグル自治区でのテレビ取材中に遭難した料理評論家・赤星に扮する。

特製ポスタービジュアルにも使われている片桐の遭難シーンは、中央アジアに位置するキルギス共和国で撮影されたもの。現場では「荷物が届かない」「出演する予定だったヤギが野生のオオカミに食べられる」「日本語を話す設定の現地キャストがまったく話せない」といったハプニングが続出したそうで、片桐はオフィシャルコメントでそのときの様子を詳細に語っている。

なお本作に中村ゆりか、葵わかな、石橋蓮司らが出演するのは既報の通りだ。

片桐仁 コメント

●現地に到着した際の出来事
僕の役は車移動中に事故にあって、山で1人遭難してしまった料理評論家の役です。撮影は1週間って言ってたけど、移動で往復4日かかるから、実質3日しかないんですよ! でもそんな中、キルギスの首都・ビシュケクってところに到着したら、さっそく全員の荷物がない(笑)。僕の衣装とかメイク道具とか全部ないんです。衣装もないので、現地で古着を探してもらったんです!

映画「ラーメン食いてぇ!」より。片桐仁扮する料理評論家・赤星。

映画「ラーメン食いてぇ!」より。片桐仁扮する料理評論家・赤星。[拡大]


●標高7000mでの撮影について
とりあえず現地に向かいました。山道にはもうワダチしかない。旧ソ連のジープで行ったんですけど、それがもうしんどい。体がムチ打ち状態でガッタガタ。その状態で3500m、4000mと登っていき、撮影は朝6時にスタンバイしました。現場に行ったら行ったで標高7000mとかあるんですよ……もう頭痛いの。空気薄いから。朝の6時にスタンバイして、夜の23時半まで撮って、翌日また6時開始とかで。日本じゃないから空気的にもきついんです。とにかく3日間しかないから。

●共演したヤギについて
ヤギを使う場面があったんです。でもヤギがいないので聞いたら、前の晩にオオカミに食べられちゃったって言われて(笑)。新しいヤギが来たんですけど、逃げるんですよ。もう大変でした! でも、すごかったのがキャスティングプロデューサーさん。「僕に任せてください」ってヤギをなだめたんですけど、その人にすごくなついたんです。おかげで撮影に入れそうだったんだけど、ヤギとの穏やかなシーンを撮って、暴れるシーンを撮って、最後逃げるっていう流れだったのに、逆になつきすぎて暴れなくなっちゃったりもしました。

●現地の役者とのエピソード
劇中で「日本に行ったことがある」という設定で、少し日本語を話す遊牧民っていうのが出てくるんですが、そういう役者さんって日本から連れてくるじゃないですか。でも今回は、その役者さんを現地で呼んだんです。見た目は完璧なんですが、現地民だから日本語がしゃべれないの(笑)。通訳さんが日本語を教えたんですけど……。

●最後に一言
壮絶な撮影でもなんとか撮り終えて無事に帰ってきました! 映画は、日本の高崎のラーメン屋の話なんです。僕は「一方、キルギスでは」ってシーンに登場します(笑)。すごく素敵な話なのでぜひ!

この記事の画像(全11件)

(c)林明輝/講談社・2018「ラーメン食いてぇ!」製作委員会

読者の反応

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片岡礼子 ReikoKataoka @jour_r

壮絶な裏話。これを読んでいただき、映画を観ていただき、映画館を出てラーメンに辿りついていただきたい。🍜

#ラーメン食いてえ!
#片桐仁 https://t.co/60PUr3ytBy

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