「TOKYOラッシュアワー」は昨年2013年の「THE MANZAI 2013」で2人が王者に輝いたことから、その優勝特典としてスタートするもの。東京制覇を果たすべく、彼らが東京23区でロケを展開する。認定漫才師などのゲストも登場予定だ。
お笑いナタリーでは初回ロケを終えた2人に話を聞いた。
ウーマンラッシュアワーのコメント
──冠番組が始まる心境は?
村本:週に1回の15分番組なので、一気に駆け抜けて全部ぶつける“スーパー短距離走”です。怒涛の漫才を12、3分やるイメージ。自分はしゃべるタイプなので、向いてるかも知れない。実際、収録がとんでもない展開になったんですよ。最初のロケではスタッフさんが作ってくれた台本を無視して企画を一切やらなかった(笑)。自分の中で溜まってたものを最初にしゃべりきって終わってしまった。やり逃げやと。波乱の幕開けです。スタッフさんからも「こんなロケは最近見ない」と言われました。
──それは最初のロケだけでしたか?
村本:2本目のロケもガチで身銭を切らないといけなくて、心から「こんなことならTHE MANZAI優勝しなきゃよかった!」って言ってます。今は視聴者の意見を聞いたちゃんとした番組を作らなきゃいけない風潮もありますが、そんな中で15分逃げ切る。視聴者の意見がここまで無視されてる番組はないんじゃないかと。「テレビが一番面白かった時代のような番組」と言ってくださる人もいました。偉い方が肉眼で確認できないスピードで逃げ切ってるので、この一瞬を見る価値があります。“流れ星のようなNON STYLEな番組で千鳥足で帰っちゃうような番組”ですね。
──中川さんはいかがでしたか?
中川:ロケ車を用意してもらって、スタッフさんもたくさんいて、さあロケ行くぞ、となってるのにトークだけで終わってますからね。「マジか。こんなにグチャグチャにされるか」という反応もありました。僕も村本を止めようとしたら「お前はマジで黙っといて」みたいに言われます。
──この番組の先にどんなステップアップを望んでいるのでしょうか?
村本:徐々に時間帯を上げてゴールデンに行こうぜ、と言ってくれる方もいるんですけど、僕がTHE MANZAIで決勝に行ってもフジテレビはあまり呼んでくれなくて、バイク川崎バイクあたりが「めちゃイケ」に出たりしてました。復讐の恨みがあるので、この番組で確実に僕の面白さを全国に見せつけて、他局で番組を持つのが夢です(笑)。
中川:今は村本が全面的にやりたいことをやってるけど、ゆくゆくは15分中2分だけ僕の時間をもらって、パラダイスタイムがあってもいいんじゃないかと。
村本:ウーマンラッシュアワーは今はまだ完成形じゃないんです。中川が天然なおとぼけを言って、ツッコミを全力で間違えて、そこがツッコまれて初めて完成するスタイル。それがウーマンラッシュアワーですよ。彼は今「ちゃんとやらなあかんちゃうか?」と方向性を迷ってる。でも台本通りのことをやっても僕らを使ってる意味ないじゃないですか。想定外を望まれている。中川が普通にツッコんでいても想定内なんですよね。中川が壊れて想定外になって初めて視聴者の方を裏切って楽しませることができるんです。
──そんなお2人の姿がこの番組で観られるといいですね。
村本:中川が常識人ぶろうとしてるのは進化の途中です。僕というものが最初に壊れて、そのあと彼が変わって「TOKYOラッシュアワー」が2度おいしくなる。まずは僕を楽しんでいただいて、徐々に中川の狂気的な部分がチラチラと顔を出しますんで、そこをぜひ観ていただきたい……という宣伝のうまさもぜひ記事に書いてください。
TOKYOラッシュアワー
フジテレビ 2014年4月17日(木) 24:55 ~ 25:10
<出演者>
ウーマンラッシュアワー
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