──5月13日に発売される番組DVDの収録内容についてもお話を伺わせてください。まずは「芸人マジ歌選手権テイクイットイージー」から。

矢作　大竹マネージャー、角ちゃんのバンドから抜けちゃうんでしょ？

小木　残念だよね！ ヒム子ーズも解散しちゃうし。

ひとり　本当にもうやらないのかな。

矢作　ダイノジ大地くんのマジ歌もよかったなー。

小木　普通にカッコいいんだよね。大谷くんもラジオDJとして出てきてちょっと感動しちゃった。

矢作　あの家出少女役の女の子もよかった。本当「ゴッドタン」っていい子見つけてくるよね！

松丸　森三中の黒沢さんもすごかったですよね。サービスブランドのゆうこさんはかわいらしい人だったんですけど、海外に行ってガラッと変わってしまって。

矢作　黒沢フルスイングしてたもん。

──ひとりさんはミュージカルを披露していましたが、どういうふうに曲作りをしたんですか？

ひとり　今回は「雨に唄えば」っぽい感じっていうことで僕が詞を書いて、編曲家のカンケさんに仕上げていただきました。最近「マジ歌」では本当に自分のやりたいことをやらせてもらってるんです。今回はレトロでオシャレなミュージカルをやりたいなって思って、その思いを「マジ歌」にぶつけました。

──ロボットと人間の恋の歌でしたが、具体的なコンセプトはあったんでしょうか。

ひとり　世の中にはいろんな愛の形がありますけど、それぞれ違っていいんじゃないかなっていうことを伝えたかったんです。こういう愛はいいとか、こんな愛はダメとか、そういうことじゃなくて、「愛に善悪なんかない」っていうことが伝わったらいいなって。

矢作　そういうコンセプトがちゃんとあるんだ？

ひとり　当然ありますよ。

矢作　全然感じなかった（笑）。何歌ってたか覚えてないですもん。パフォーマンスのほうばっか見ちゃってるから。

──前回の「マジ歌」もミュージカルでした。

ひとり　ミュージカルは観るのも好きなんですが、前回自分でミュージカルをやってみて本当に楽しかったんです。今まではテレビでやったマジ歌をライブでやるっていう感じだったんですけど、今はもうライブを先に見越して考えています。

──今度の「マジ歌ライブ」は国際フォーラムというこれまで以上に大きな会場です。

ひとり　すごい場所ですよね。国際フォーラムはそれこそ僕が「シカゴ」を観に行った場所ですよ。

矢作　夢叶ったね。

ひとり　同じ会場でやれるわけだからね！

──同じ巻に三四郎さんが司会に挑戦した「大声クイズ」が収録されます。三四郎さんは2013年の初登場からすでに何度も「ゴッドタン」に登場してらっしゃいます。

ひとり　初めて見たときに「これは売れるな」ってわかりました。しかも「ちゃんと売れるな」って。谷桃子みたいな感じじゃなくて（笑）。

一同　あはははは！

ひとり　谷桃子はゴッドタンだけなので（笑）。ゴッドタンにハマると一般ウケしないっていう可能性もかなりありますから。その中でも三四郎はちゃんと「ゴッドタン」の枠を超えても世間で受け入れられるなっていう感じがしました。

──続いて「マジギライ1/5」に登場した“LF（ニッポン放送）が生んだナルシストゴリラDJ”ことダイノジ大谷さんの「嫌われてしまう理由」はなんだと思いますか？

矢作　まあやっぱり、生意気でナルシストなんでしょうね（笑）。

ひとり　でも笑いにしてもよくなったのはここ1、2年のことです。それまでは本当にただの嫌われ者でしたから。

一同　あははははは！

小木　あんまり触れちゃいけないような感じだったもん。大地くんをイジる側の人だから。

矢作　そうだよ。だから本当に厄介だった（笑）。

──“呪いの嫌われパンデミック”ことキングコング西野さんについてはいかがでしょうか。進行役の松丸さんは西野さんにどんな印象をお持ちですか？

松丸　私は逆に、意外と女性からは嫌われてないんじゃないかなと感じます。ご自身が描かれた絵本をサイン入りでくださったり、私はいい印象ですね。

ひとり　西野は性格が悪いとかじゃなくて、単にバカなんですよ！

矢作　ど天然なんだよ（笑）。

──「マジギライ」では唯一スピードワゴン小沢さんの回がお蔵入りになったとか。

ひとり　そのときは「こんな日が来るとは思わなかった」みたいな感じでした。「マジギライ」がけっこうノッてる時期で、「キス我慢」や「ヒム子」に続く番組名物企画みたいな感じだったから、佐久間さんも断腸の思いでお蔵入りにしたみたいです。「ここでこの企画をコケさせるわけにはいかない！」って。

一同　あはははは！

矢作　だって「マジギライ」って全部面白いんだから。ホント、小沢くんだけなんです（笑）。

ひとり　それで佐久間さんとかスタッフがムキになって、どうにかして小沢くんをおいしくする！って、最近小沢くんを呼んでる。

──「コンビ愛確かめ選手権」は2014年に誕生した企画ですが、すでに定着しつつあります。

ひとり　「ゴッドタン」で相方のエピソードを話すっていうのは意外と新鮮で。

矢作　この芸歴で相方のエピソードトークしないから。

ひとり　「ちょっと聞いてくださいよ！ この前小木が……」みたいな話とかしないでしょ？

矢作　しない（笑）。コンビも長いことやってると、改めて思ってることを言う機会なんてないじゃない。だからけっこうみんな本音で言ってたりするでしょ。

小木　普段言えないようなことをね。

矢作　長年やってて仲が悪くなってきた芸人にとってはありがたい企画かも。