ラサール石井念願のミュージカル実現、舞台の裏方が本番へ向かう姿描く

ラサール石井原案・作詞・演出のミュージカル「HEADS UP!」が11月13日（金）より神奈川・KAAT神奈川芸術劇場 ホールにて上演され、主演を哀川翔が務めるほか、青木さやか、芋洗坂係長らが出演する。

この作品は、舞台のバックステージで働くスタッフが希望や夢、日頃の鬱憤などを音楽に乗せて届ける新作のオリジナルミュージカル。哀川と相葉裕樹が演じる2人の舞台監督を中心に、大道具や照明、衣装、音響といった各セクションのスタッフが本番へ向かう姿を描く。青木は制作、芋洗坂係長は大道具としてそれぞれ登場する。

ラサールは「10年以上も前から演劇仲間にこのお芝居の構想を熱く語ってきた」「長年の夢がやっと実現するのはこの上ない幸せです」と、このミュージカルに対する並々ならぬ思いを明かす。ラサール念願の自信作をぜひお楽しみに。

神奈川公演のチケットは来月8月8日（土）に先行予約がスタートし、8月22日（土）に一般発売される。11月26日（木）からは兵庫、札幌、岡山でも上演。詳しくは石井光三オフィスのオフィシャルサイトにて確認を。

ラサール石井のコメント

私はもう10年以上も前からずっと、事あるごとに演劇仲間を捕まえては、今回のお芝居の構想を熱く語ってきました。しかし誰に話してもその反応はいまいちでした。バックステージものは珍しくはない。それに裏方さんを主役にし、一般の人が見たこともない「“仕込み”と“バラシ”を描く」というのは（しかもそれをミュージカルで！）果たしてそんなもの面白いのか。誰にも理解してもらえなかったのです。でも私には自信がありました。

陰のスタッフの力がなければ私たちは何もできません。それは演劇の世界だけではなく、すべてのあらゆる仕事において言えること。なのに我々はその苦労に感謝の気持ちを忘れがちです。光あるところには必ず陰の力がある。見えるものは必ず見えないものに支えられている。その気持を込めてこのミュージカルを作りました。

長年の夢がやっと実現するのはこの上ない幸せです。それこそキャストスタッフ一丸となって、新しい日本のミュージカルを作り上げたいと思います。