ナタリー PowerPush - 水曜どうでしょう祭 UNITE2013 開催記念

道内ゆかりの地訪問&オフィシャルグッズ紹介

9月6日から8日にかけて、人気番組「水曜どうでしょう」(HTB)のイベント「水曜どうでしょう祭 UNITE2013」が、北海道・真駒内セキスイハイム アイスアリーナ&オープンスタジアムにて開催されている。2005年以来、8年ぶりとなる今回の祭では、全日程に、鈴井貴之、大泉洋、藤村忠寿、嬉野雅道の“どうでしょう班”4名が出演する。

開催を記念して、お笑いナタリーでは、北海道内にある番組ゆかりの地を訪問。これまでの放送の名場面をいくつか振り返る。また、ローソンのLoppiやネットでは「水曜どうでしょう祭」オフィシャルグッズを販売中。今回はそのグッズの一部を紹介する。

取材・文 / お笑いナタリー編集部

新千歳~札幌市内「水曜どうでしょう」ゆかりの地訪問

放送開始以来、国内はもちろん世界中を飛び回ってきた「水曜どうでしょう」。その旅を一個人が再現することは不可能に近い。しかし今回お笑いナタリー記者の地元が札幌ということもあり、「ゆかりの地訪問」と題して、どうでしょうに縁のある札幌近郊のスポットをいくつか巡った。

藤村&嬉野両Dのサインがある新千歳空港

新千歳空港

北海道内の空港としては最大の規模を誇る、北海道の空の玄関口。「サイコロ5~キングオブ深夜バス~」(1998年放送)では、“キング・オブ・深夜バス”こと「はかた号」にやられたどうでしょう班が、最終的に福岡空港から新千歳空港を経て、札幌のゴールへとたどり着いた。また「onちゃんカレンダー」(2000年)企画では、生まれて初めて海外旅行を体験するという安田顕(=onちゃん)が、新千歳空港へ移動する車内で、大泉洋と藤村忠寿ディレクターの2人から旅の説明を執拗なまでに受けた。2013年8月下旬の時点でターミナルビルの2Fには「水曜どうでしょう」の巨大なロゴや等身大のonちゃんの写真などが飾られており、ロゴには藤村&嬉野雅道両Dのサインも入っている。

すべてはここから発信HTB本社

HTB本社

「水曜どうでしょう」を制作しているこのHTB(北海道テレビ放送株式会社)。1968年に北海道初のUHF局として開局した。本社の最寄り駅は札幌市営地下鉄南北線・南平岸駅。番組ではその駐車場が「シェフ大泉 クリスマス・パーティ」(1998年)などの舞台としてたびたび登場している。現在1Fロビーの展示コーナーは、営業時間内であれば誰でも自由に見学することが可能。2013年8月下旬の時点で、「原付東日本縦断」(1999年)以来、なにかと番組に出没する秋田のなまはげや、「どうでしょう祭り」へのカウントダウンボードといったどうでしょうに関連する展示物、そしてonちゃんのモニュメントなどが設置されている。

前枠・後枠でおなじみ平岸高台公園

平岸高台公園

主に番組のオープニングとエンディング、いわゆる「前枠・後枠」の撮影時に使用されている公園。HTB社屋のすぐ横にあり、どうでしょうを象徴するスポットの1つに数えられる。夏場は緑豊かな反面、冬場は一面雪景色。横に広く、実際に歩いてみると敷地内の斜面は予想以上に急な勾配がついている。本編の見どころ紹介や次回予告のみならず、さまざまなコントがここで披露された。「体操ブラザーズ」が組体操を展開したり、ミスター(鈴井貴之)がソリで勢いよく滑り落ちていったり……と、どうでしょう班がつい童心に戻って身体を動かしてはしゃぎたくなる気分もよくわかる。

「なんとかインチキできんのか」札幌市時計台

札幌市時計台

札幌市中心部にある著名な観光スポット。絵はがきの写真を頼りに全国の綺麗な風景を探して、その風景を撮影する「日本全国絵はがきの旅2」(2002年)に登場する。番組序盤、どうでしょう班にとっては見慣れた時計台の絵はがきが抽選の候補に入っていることが判明したため、一同は「これを引いたらその地点で旅は終了」と宣言。しかしミスターは2回目の選択で、50枚の中から時計台の絵はがきを引き当ててしまった。これには藤村Dも「6年目にして初めて次の展開がわからなくなってしまった」と珍しく絶句。結局旅の終了は避けられたものの、彼らは時計台を訪れるため、わずか半日で札幌へUターンする事態に陥った。当時実家暮らしの大泉が、出発してすぐに帰宅した理由を父親に説明したところ、父親からは「なんとかインチキできんのか」と言われたことを報告している。

「30時間テレビ」生コマーシャル1本目さっぽろテレビ塔

さっぽろテレビ塔

札幌市内の大通公園にそびえ立つ電波塔。高さは147.2メートル。「水曜どうでしょうゴールデンスペシャル」放送直前に行われた「30時間生コマーシャル」の1本目が、テレビ塔の真下にて行われた。この模様は「30時間テレビの裏側全部見せます!」(2000年)で放送されている。ミスターと大泉は生中継に2人揃って陽気なサンバの格好で胸をはだけて登場。ミスターはDVDの副音声で「真冬の雪景色の中、どれくらい寒いのか!」と振り返っている。大泉はこの直後に芝居の公演を控えていたため、舞台用のメイクをしていた。なおテレビ塔は今年2013年6月、約3カ月にわたる塗装の塗り直し工事が完了している。

「3夜連続深夜バスだけの旅」出発点大通バスセンター

大通バスセンター

札幌市の南1条東1丁目に位置する、駅直結のバスターミナル。どうでしょうには「5周年特別企画 札幌-博多 3夜連続 深夜バスだけの旅」(2001年)に登場している。この番組冒頭では「水曜どうでしょう5周年記念式典」がHTB通用口脇 特設会場にて執り行われ、番組オープニング曲の斉唱、onちゃんによる祝辞、テープカット、植樹、大泉の音頭による万歳三唱といった式次第がうやうやしく展開された。この後、どうでしょう班はバスセンター前へ移動。安田も応援に駆けつけ、藤村Dから「2人だけの新しい門出」を祝福される中、ミスターと大泉は札幌発函館行の深夜バス「オーロラ号」に乗車して、新たな旅をスタートさせた。