カンニング竹山＆アニマル浜口が熱い夢論を展開

本日3月7日、東京・パセラリゾーツ新宿本店にて、映画「ボクたちの交換日記」の「カンニング竹山×アニマル浜口・京子親子 “気合い”のトークショーイベント」が行われた。

カンニング竹山は、同映画にカンニング竹山役で出演。ステージに登壇した竹山は、原作者の鈴木おさむが同作を「Quick Japan」で連載していた頃、自身の舞台「放送禁止」の演出を鈴木が担当していたことから、「毎晩のようにストーリーの話をしていた」と明かした。「ちょうどその頃辞める芸人がいたり。その後、本、舞台、映画と、どんどん話が大きくなって嬉しかったです」とコメント。映画やドラマで俳優としても引く手あまたの竹山だが、「竹山役で映画に出たのは初めてで、どうしたらいいのかわからなかった」と照れ笑いしていた。

竹山は、この作品で語られている「夢」について聞かれると、「ある程度芸歴がいったときに諦める勇気も必要だと思う」と自論を展開。「実際去って行った仲間たちもいます。芸人を始めるときより、辞めるときのほうが勇気がいります。辞めることを負けたと捉えたくない。ほかの世界で頑張ればいいわけですから」と語った。

映画の撮影現場については、「内村さんは大先輩で、番組でたくさんお世話になってるんですけど、芸人さんとしてのオーラがまずない。ポロシャツにGパンで、よく見ないと美術さんに間違える」とキッパリ。しかし、「撮り始めるとすごくわかりやすい。1から教えてくれるんです。楽しかった」と語り、「僕が振り向くだけのシーンなのにレール引いてくれたりして。ほかの人に『レール引くなんで大スターだよ』って言われました」と恐縮していた。

カンニングについても振り返り、「30歳手前のときに、カンニング会議をやって。今は僕『若手芸人の高齢化』って言ってるんですけど、10何年か前は30が最後の砦で。相方と話し合って、1年間一生懸命やってみて1年後同じ結果だったら辞めようと。売れなかったら死んでやろうくらいの気持ちで。売れましたけど、相方死にましたね」とジョーク。「頑張らずに辞めていく人もいる。最後頑張るけどやめていく人がいる。ここがリアル。別れは人間誰しも必要。それを糧に前に進みだすという、人間にとっての力を与えてくれる。どういう生き方をしても出会いと別れはある。立ち止まってもしょうがない」と熱いメッセージを送った。

そしてここで、「夢を諦めちゃダメだ！」とアニマル浜口・京子親子が登場。「京子とは永遠にコンビを続けさせていただきます！」といきなりの宣言をしたアニマルの勢いに、竹山は「永遠になんですね」とビックリしていた。浜口は「人生は夢だと思う。夢は諦めちゃダメだ」と、夢を諦めなかった自身のレスリング史について語り出し、竹山は「はい。はい。はい」と相槌をうちながら、「諦めるなってことなんですね」と最後に要約した。

また、アニマルが「京子はリオ・オリンピック頑張ります！」と言うと、京子は「私自身はわかりません」と微笑み、妻の初枝は「京子には結婚してもらいたい」と、まったくバラバラの夢が語られる。これに対して竹山は「いろんなパターンがあります。浜口家の場合は夢諦めちゃダメだと思う」とまとめた。そして映画について熱く語る浜口に、竹山が「泣いちゃったんじゃないですか？」と茶化すと、「いや、カンニングさん。泣いちゃいましたよー！」告白。「感動したんですね」と竹山が言うと、「ただの感動じゃない、感動、感動、また感動ですよ！」と言われたため、「要するに感動ですね」と再びまとめた。

最後は「この映画の大ホームランを祈願して」ということで、4人で「気合だ！」の10連発。続けて客足が伸びるように「ワッハッハ」3連発を行い、竹山は「楽しい」と笑っていた。映画は3月23日より全国ロードショー。