水道橋博士「田原総一朗にはモテキが来ている」

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全7巻のDVD「田原総一朗の遺言」が現在発売中。本作に出演している田原総一朗と浅草キッド・水道橋博士が、先日都内にてお笑いナタリーのコメント取材に応じた。

田原総一朗(左)と浅草キッド・水道橋博士(右)。

田原総一朗(左)と浅草キッド・水道橋博士(右)。

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「田原総一朗の遺言」には、田原が東京12チャンネル(現・テレビ東京)のディレクター時代に制作したドキュメンタリーを収録。その内容に関連するゲストとのスタジオトークも必見だ。

田原総一朗と水道橋博士のコメント

――テレビディレクター時代の田原さんに博士がスポットを当てられたきっかけは?

博士:田原さんのドキュメンタリー番組のスタッフだった原一男監督が映画「ゆきゆきて、神軍」を撮り、それを観たマイケル・ムーアが「ボウリング・フォー・コロンバイン」を撮ったので、結果的に「マイケル・ムーアの師匠は田原総一朗だ」と。そのフレーズが気に入って「やりすぎコージー」(テレビ東京系)の「やりすぎ都市伝説」で話したのがきっかけです。

田原:僕は当時のフィルムがなにも残っていないと思っていた。でも、みんなが調べて発掘してくれた。水道橋さんのおかげですよ。(放送されたドキュメンタリーより)もっと凄いのはいくつも撮ったんだけど、そういうのはテレビ局から門外不出なの。

博士:田原さんのディレクター時代を知らない人は多いと思う。ただ、田原さんは今もジャーナリストとして現役で活動されているけど、その原点にはこれがある。いろいろな発見があるDVDです。

――田原さんがディレクターとして特に際立っていた部分は?

博士:当時のテレビ東京というアナーキーな「テレビの番外地」で、田原さんは「ゲリラ戦」をしていた自覚はあったと思う。そんな中で全共闘やベトナム戦争など、時代のムードを反映している。反体制側の運動に共鳴しながら、死と隣り合わせになって「塀の上」を走っているんだ、という疾走感があると思います。

田原:ほかの放送局より話題になるものを作ろうと思ってたの。ヤバい番組を作ることには社内の60%が賛成で、プロデューサーと揉めたことは1回もない。ただ「塀の中には入るなよ」というのは言われてました。

――お笑いナタリーには若い読者が多いのですが、あらためてそういった読者に作品の見どころを教えてください。

田原:変な話、今の若い人にやたら僕ウケてるの。去年あたりから、駅や空港や道で「握手してください」「写真撮ってください」とよく求められる。ヤンチャな年寄り、という感じなのかな。

博士:今、お笑いナタリーに取材されてること自体が「モテキ」の証明ですよ(笑)。僕、いつも「田原さんは青春と晩年が同居してる」って言ってるんだけど、今も若いときの精神のままで走っていて「完全に偏れ」「振り切ってもいいんだよ」というのを続けている。だからDVDの発売も決して懐古ではないんです。

「田原総一朗の遺言」プロデューサー・五箇公貴(テレビ東京)のコメント

この作品では田原さんの「作りたい」という初期衝動と60年代の空気感がマッチしています。着眼点が独特なので今も色あせることがない。演出も多岐にわたっていて、観ていて面白い作品です。

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