片桐仁、アニメDVD「中学星」に声優として出演決定

4月27日（金）にCGショートアニメ「中学星」のDVD第2弾「中学星 UNIVERSAL すこやか」（角川書店）が発売されることが決定。本作に片桐仁が声優として出演することが、あわせて明らかとなった。

動画サイトでの累計再生回数が200万回を突破し「第13回新国際ニコニコ映画祭」でも大賞を受賞した“新食感スナック・アニメ”「中学星」。監督の清水誠一郎がもともと片桐の大ファンだったこともあり、片桐の出演が決定した。

片桐が演じるのは、本作の舞台・中学星の平行世界「中学星Parallel」に住む新キャラクター・亜部ぴろし（あべぴろし）。ふさふさの天然パーマで、全身タイツの上からメガネをかけている、どこか片桐を彷彿させる造形だ。アテレコは、昨年2011年5月に発売された第1弾「中学星スーパーデラックス」に収録されたネタの映像を使い、新たに片桐のために書き下ろされた別セリフで行われている。

片桐のほか「女子恒星」の住人・百地もち（ももちもち）役として人気読者モデルAMOYAMOも本作に参加。また「中学星スーパーデラックス」にも登場したブラック・ティーチャーことプロレスラー・蝶野正洋が、再度の参戦を果たす。DVDの特典映像にはメイキングも収録。各ネタが「1本10秒まで」とスピード感溢れる本作で、片桐の熱演をぜひ堪能しよう。

お笑いナタリーでは、アフレコに臨む直前の片桐に話を聞いた。

片桐仁コメント

――「中学星 UNIVERSAL すこやか」に出演される感想を教えてください。

片桐：僕、ネットを買い物以外ではあまり使わないので、この作品のことをまったく知らず、打ち合わせの前に初めて見ました。1個の映像が10秒で「なんだったんだ？ 今の。もう1回見よう」となりましたね。清水監督はサラリーマンをやりながら創作活動をしているので、そのエネルギーや熱意は凄いなぁ、と。楽しくポジティブに「ごっこ」をやるような、「男ってバカなんだな」という作品なので、そりゃ人気だわ、と思いました。「少年ジャンプ」的で、監督は「ドラゴンボール」が好きなんだろうなぁ、と。僕が呼ばれたということは「中学生のエキスが出てるオッサン」だと思われてるということで、光栄です。

――声優を務められることについては、いかがですか？

アニメを見るのは好きなんです。ただ、アテレコは苦手ですね。「ルパン三世」「TIGER & BUNNY」「シャキーン！」「10本アニメ」と、あとラジオもやらせてもらってるので、けっこう声の仕事はしてるんですけど。「TIGER & BUNNY」は楽しくできましたが、今回はちょっと不安です。監督が「頭の中では（片桐の声が）聞こえてきてる」と言うので、少なくともそれを出さなきゃいけないな、と（笑）。

――蝶野さんやAMOYAMOさんとは初共演でしょうか？

お会いするのはどちらも初めてです。蝶野さんは礼儀正しいイメージがありますね。声のトーンをちゃんと調節してるから、真面目な方なんだな、って（笑）。正直「蝶野さんがアドリブでなにかをする」わけではなく、決められたタイミングで、けっこうタイトにやらなきゃいけない。それを難なくこなしてるのが素晴らしいと思います。キャラクターも1人だけ黒くて、メガネもあって、蝶野さん丸出しですもんね。

――アテレコへの意気込みを最後にお願いします。

前半で声を枯らさないようにしたいです（笑）。今回、ハイテンションの絶叫が多いので。監督が「枯れたのもアリ」とおっしゃってくれて、その場の「生っぽい」感じを要求されています。一生懸命やりたいと思います！

※記事初出時、本文に誤りがありました。訂正してお詫びいたします。