昨日9月14日、新宿シアターサンモールにて、
ドラァグクイーンをめぐる同舞台は、2009年7月に大阪で上演され、彦摩呂のほか、ハイヒール・リンゴ、テンダラー、桂三金、りあるキッズ安田といった吉本興業の芸人たちが出演。今回は鈴木蘭々、Kimeru、井深克彦、劇団EXILEの磯村洋祐、元美勇伝の三好絵梨香、元宝塚月組娘役の叶千香などの俳優陣が中心となり、ドタバタ喜劇と華麗なるショーの世界を作り上げる。
本番前に行なわれた会見で彦摩呂は「ものすごい汗かくんです。申し訳ございません」と笑いを交えて挨拶。「若い人たちに弾けていただき、目に見えない性の壁が少しでも低くなれば。華やかな舞台を楽しんでいただき『ドラァグクイーンってかっこいいじゃん』って思ってほしい」と舞台に期待を込めた。
舞台では、ドラァグクイーンが常駐するレストランカフェ「デズモンド・グレイ」のオーナーを務める彦摩呂が、ドラァグクイーンの一般公募を思いつく。経営難を止めるために、3周年パーティで素人をドラァグクイーンとして舞台に立たせようというのだ。主演のKimeruは真っ赤な衣装と派手なメイクで、「まさかこういう舞台の主演になるとは(笑)。編みタイツがなじんできました」と楽しそうにコメント。セクシーな衣装を身に着けた磯村は「初めてこういう役と格好をしましたが、やるからには楽しみたい」と意気込みを語った。
また、ドラァグクイーンとして実際に活躍しているナジャ・グランディーバとFOXY-Oも本人役で舞台に出演。FOXY-Oは「ドラァグクイーンという名前は聞き慣れないと思いますが、1つのパフォーマンスとして人気であることを知って、楽しんでもらえれば」と舞台の意義に触れた。ナジャも「ドラァグクイーンは口パクでショータイムをするだけではないんです。この舞台で世界が広がる第1歩になれば」とコメント。しかし演技に関しては「共演者のみなさんにご迷惑をかけてて……。それがどれほどか見てもらえたら」と恐縮し、共演者の笑いを誘った。
「東京スカパラダイス新喜劇」や「デブ喜劇」などを手がけた作家・仲谷暢之ならではの、テンポのよいボケツッコミが随所に散りばめられた舞台は爆笑の連続。ドラァグクイーンたちによる圧巻のパフォーマンスには最初から最後まで目が釘付けになりそうだ。チケットは残りわずかとなっているので、ドラァグクイーンたちによる笑い満載の華麗なる舞台を観たいという人は早めに購入しよう。
「Lipsynca~ヒールをはいたオトコ!?たち~」
日時:2011年9月14日(水) ~ 19日(月・祝) 開演時間は日によって異なる
東京・新宿シアターサンモール
料金:前売5500円 当日6000円
出演者:Kimeru / 鈴木蘭々 / 内藤大希 / 磯村洋祐 / 井深克彦 / ナジャ・グランディーバ / FOXY-O / 三好絵梨香 / 叶千佳 / 齊藤来未子 / 柿弘美 / 北林明日香 / 別紙慶一 / 川原田樹 / 彦摩呂
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