明日チケット発売、流れ星が単独「乱れ星」の見どころを解説

9月17日（土）、18日（日）に、流れ星が東京・北沢タウンホールにて「第5回流れ星単独ライブ『乱れ星』」を開催。明日7月22日のチケット発売を目前に控えた2人に単独への意気込みを聞いた。

4年前から年に1回の単独ライブを続けている彼らだが、第1回では、東京、福岡、岐阜といきなり全国ツアーを開催している。「普通のところでやっても面白くないかなと思って」（瀧上）と、地元の岐阜では瀧上がお世話になったというオモチャ屋を会場に。「柱も切って舞台を作ってくれたんですよ。『お帰り流れ星』っていう看板も作ってくれて」（瀧上）、「ただ、東京から一緒に行ってもらったスタッフに撤去されちゃったんですけど」（ちゅうえい）と当時の思い出を語った。さらに観客は全員ちゅうえいの実家に宿泊。近所の温泉に行くなどツアーさながらの大型企画だったことを振り返り、「売れたらまたやりたい」と笑った。

取材中もネタを振り合ったり、ツッコミ合ったりと仲の良い2人。ちゅうえいが出演した6月の「ダイナマイト秒殺」の話が出ると、ちゅうえいは「瀧上が来てると思ったのに来てなかった」とガッカリ。「俺がおろうがおるまいが同じテンションでガンダムやれよ！」「やっぱ来てると思ったら今までで一番いいもの見せたいですし」「見せれてねーじゃねーか！」「俺の一番のライバルは（「M-1グランプリ」予選で瀧上を必ずいじる）はりけ～んずの前田さんです」とやり合った。

今回のライブは、17日に1回公演、18日に2回公演。インタビューでは、2人が意気込みのほか、どの公演がオススメかについても触れているので、明日のチケット発売に備えてぜひ参考にしてほしい。

流れ星インタビュー

――毎年タイトルはどのように決めてるんですか？

瀧上：タイトルはこだわってたんですよ。「漢字4文字がかっこいいよね」って。それが3作目にして「力作」という風に崩れちゃって（笑）。

ちゅうえい：「漢字なら何文字でもいいか」って妥協です。

瀧上：去年は「飛騨二人花火」と6文字に。

ちゅうえい：これまでのライブタイトルをすべて足して回数で割ると結果すべて漢字4文字です。

瀧上：ほんとは初期の漢字4文字に戻ろうと「二人花火」の予定だったんですけど、マネージャーから「岐阜を入れてくれ、その方が営業周りやすいから」と。

ちゅうえい：「岐阜浪漫」の時に「るるぶ岐阜」にマネージャーが営業にいったらすごく反応が良かったらしく。だから俺ら1回「るるぶ岐阜」の表紙に載ったこともあります。

瀧上：表紙に「岐阜浪漫」のポスター写真を使ってくれて。

――そこで今年はなぜ「乱れ星」に？

ちゅうえい：漢字4文字を復活させたいということで、いろいろな候補の中から「宇宙万博」に決めたんです。ですけど、いつもフライヤーの写真を撮ってくださってる方にお願いしたら「イメージが全然浮かばない。なんなんだお前ら」と言われてしまって……。

瀧上：「宇宙も万博も広すぎてイメージできない」と。その方はマネージャーの幼なじみで超有名カメラマンなんですが、ボランティアで毎年やってくれてて。

ちゅうえい：読者の方々に勘違いしてほしくないのは、俺らのセンスではないってことです。俺らがオシャレなわけではないんです。で、今までその方にタイトルでNOと言われたことなかったんですけど、「宇宙万博」であんなに言われるとは。「なんかもっとないの？ 乱れ星とか」って言われて、「……乱れ星で！」と（笑）。

瀧上：ポスターありきの名前です。

ちゅうえい：注目していただきたいのは、今回初のひらがなが出たというところです。「れ」が登場です。

瀧上：「乱れ星」の文字は、マネージャーの知り合いの高名な書道の先生が書いてくださいました。

ちゅうえい：今回の「乱れ星」のフライヤーは今までで一番おんぶにだっこになってます。

――ライブへのこだわりは？

瀧上：ライブだけで食べていけるようになりたいので、都内でやってるライブもそのための道のりです。

ちゅうえい：何回かはコントやってますけど、基本的には漫才でやるっていうのは自分らのこだわりです。あとは遊ぶ。絶対にお客さんに伝わらないようなこともやってるんですけど、今回の「乱れ星」に関しては、遊びすぎて大会に出せないようなネタではなく、大会にもすぐ出せるようなネタもやっていこうかと思ってます。

瀧上：ネタ時間も考慮しながら作ろうかと。でもやってるとどんどん楽しくなっちゃうんですよね。

ちゅうえい：冒頭からこのくらい念頭に置いとかないと、またもうとんでもないものがいっぱいできちゃうんで。このくらいやっても本番では俺か瀧上どっちかがミスしますし。前回の単独なんて、こいつ腕時計の留め金が取れて時計がバラバラーッて落ちちゃって。そっからこいつネタ続けるよりも時計探し始めて、俺ほったらかしにされたんですよ。はける瞬間にもまだ探してますからね。

瀧上：暗転になる前に探そうと（笑）。

――ライブ後は反省会などするんですか？

瀧上：どんなライブでもネタの後は必ずしますね。大きいミスをしない限りはちゅうえいからは言ってこないですけど。

ちゅうえい：こいつたまにとんでもないミスしますから。時計壊れるとか。

瀧上：単独では練習でミスを見つけて本番に合わせていかないといけないのでプレッシャーですね。

ちゅうえい：その時は俺も大人しくダメ出し聞きます。もちろん本番の後もやるので、どんどん良くなっていきますよね。だからお客さんは一番最後のチケットが買いです。勢い好きな方は最初の公演。

瀧上：そうですね、ハプニング好きな方は1回目、2回目。

ちゅうえい：最終はハプニングないですよ。

瀧上：いやあるよ！ じゃあ一番お得なの最後の公演じゃん。

――では、最後にお笑いナタリーの読者にメッセージをお願いします。

瀧上：無茶苦茶やりますから、びっくり箱感覚で楽しみに来てください。

ちゅうえい：1回もネタが飛ばないように頑張ります！

瀧上：フリですからね。5回は飛ぶんじゃないですか。

ちゅうえい：5回で済めば良いけどな!!

「第5回流れ星単独ライブ『乱れ星』」

日時：2011年9月17日（土） 17:30開場 18:00開演
2011年9月18日（日） 12:30開場 13:00開演 / 16:30開場 17:00開演
会場：東京・北沢タウンホール
料金：前売2500円 当日3000円（整理番号付自由席）
チケット：ローソンチケット Lコード32093　7月22日（金）発売開始
問合せ：浅井企画 TEL：03-3443-5980 （平日10:00～17:00）