「華がなければトゲを出せ」光浦、鈴木、有野、宇多丸の公開お悩み相談

光浦靖子のお悩み相談エッセイ第2弾「お前より私のほうが繊細だぞ！」の出版を記念して、3月9日に東京・新宿ロフトプラスワンにてトークライブが開催された。

「公開お悩み相談会」と題されたこのイベントでは、光浦、ドランクドラゴン鈴木、よゐこ有野、宇多丸（RHYMESTER）が、開演前に来場者から募ったお悩みに答えていく。

最初の悩みは「人として華がないです。どうしたら華が出ますか」というもの。これに鈴木は「この4人もあまり華がないじゃないですか」と振ると、宇多丸は「僕も地味なので、スキンヘッドにサングラスをかけている。外見から無理やりキャラクターを作り込んでいくのも手だよね」とアドバイスを送った。一方、鈴木は「華がないのは自分を出していないから」と持論を展開。「自分を出せば目立ちますから。急にオーラが出る」と解説すると光浦も「確かに目立つ！」と共感する。これに有野は「それは華じゃなくてトゲじゃないの？」とツッコんだ。また鈴木は「この前、番組のロケで馬に乗っていたら、馬が俺を乗せてることを忘れて寝ちゃったんですよ！」と自分の華のなさを象徴するエピソードを披露し、笑いを誘った。

続いては「20代後半ですが彼氏ができたことがありません」という塾講師の女性の悩みを紹介。職場には女性と子供しかおらず出会いがないという女性に対し、鈴木は「生徒のお父さんは？」と無責任な発言を。宇多丸も「恋愛は経験。いきなり黒帯の人はいないから、とりあえずお父さんで経験値を積むというのはありだと思う」とまさかの賛同意見を述べる。光浦は「みんなの恋愛スキルはどのくらい？」と気になりだし、有野の恋愛談に。女性側に気を使わせないデートプランを考えていたという有野は、デートの待ち合わせにわざと遅刻するという話を告白。待ち合わせ時間前に到着しているにも関わらず、次のデートで食事をおごるための口実として嘘の理由でデートをドタキャンまでするという。この理解し難い気遣いに会場からは悲鳴のような声があがるひと幕も。

さらにその場で直接悩みを解決してもらうという出演者と客席の掛け合いがあったほか、終演後には書籍購入者を対象に光浦のサイン会も行われており、ライブならではの交流が楽しめる充実したイベントとなっていた。