「国宝」李相日から受け取った映画祭への強い思い、徐昊辰が2025年の上海国際映画祭を回想「もっと日中の映画人が交流していく必要がある」
日本映画を中国に届け、中国映画を日本に届ける──そんな活動をしているのが中国人ジャーナリスト・徐昊辰だ。上海国際映画祭のプログラマーとして6年間、日本映画の“今”を中国に紹介してきた彼は、中国映画の“今”を日本に届けるべく、2024年に現代中国映画祭を立ち上げた。映画ナタリーでは、アジアの映画交流に尽力してきた彼に前後編にわたってインタビューを実施。前編では「国宝」や「でっちあげ ~殺人教師と呼ばれた男」「夏の砂の上」「ドールハウス」など、今年も話題の邦画が上映された上海国際映画祭について振り返ってもらった。また後編では現代中国映画祭について聞いている。