ドランク鈴木の天才肌のボケがバナナマンの手助けで開花!?

11月3日、TOKYO MXとtvk系で毎週放送されているレギュラー番組「バナナ炎」「バカヂカラ」のDVD発売を記念する「バナナ炎」の公開収録イベントが都内で行われた。

毎週火曜23時30分から放送されている「バナナ炎」は、バナナマンの名前を冠にした“フリートーク”バラエティ。バナナマンの2人が毎回ステージ上で初めて知らされるお題をネタに妄想のランキングベスト3を決めるという内容だ。

毎週月曜23時30分から放送されている「バカヂカラ」は、人力舎所属の人気芸人たちが毎回シャッフルで書き下ろしのシチュエーションコントに挑戦するバラエティ。芸人の意外な一面や斬新な組み合わせのコントが見られるとあって評判も高い。

この日の公開収録では、冒頭に11月4日に発売されるDVDの記者会見が行われ、バナナマンに加えて人力舎芸人の“代表”としてドランクドラゴン鈴木がゲストで登場した。会場の観客はおぎやはぎやアンタッチャブル、東京03などの人気芸人が登場すると期待していたのか、ゲストとして来たのが鈴木だけであることが明かされると、一斉に「えー？」というブーイングを鈴木に浴びせた。設楽から「ほかの人力舎芸人は？ せめて相方の塚っちゃん（塚地）ぐらい来ればいいのに」と振られた鈴木は「スケジュール空いてるのが僕しかいなかったんです。塚っちゃんはドラマの撮影で忙しくて……」と真顔で返し、会場からは失笑やため息が漏れた。

記者会見が終わるまでは終始冴えなかった鈴木だが、特別ゲストとして参加した「バナナ炎」の公開収録が始まると空気は一変。この日の収録のテーマ「ドランクドラゴン鈴木拓が今後はねるための方法ベスト3」というお題に合わせてバナナマンの2人が鈴木の度を超した“天然”ぶりを紹介し、話を振られた鈴木が珍回答を連発することで、会場は爆笑の渦に包まれた。

収録では設楽が「（鈴木は）芸能界でいうと最下層。俺、鈴木のこと好きだし、抜群に面白いと思うけど、何でブレイクしないんだろう」と素朴な疑問を述べたことに対して、鈴木が「みんな僕にあまり興味がない。そもそも話を振られることが少ないからですよ。さっきの記者会見なんていい例じゃないですか！」と、“失敗”に終わった記者会見をネタにして返す一幕も。今回収録された「バナナ炎」が放送されることで、強烈な天然ボケ発言で場を支配する鈴木の才能が多くの人に知られることになるだろう。ドランクドラゴン鈴木の新たな一面を知りたい人は要チェックだ。

会見一問一答

――DVDでは「マジで口説いたら落とせそうな有名女優」といったネタでトークされていますが、そんなことをあなたたちが言える立場なんですか？

日村：これねぇ……。毎回お題がステージに上がるまで知らされないんですよ。

設楽：あくまで“バナナマンのベスト3”なんで。皆さんの関係ないところでやっているんです。ただ、（日村を指して）「お前が言うな」ってところはありますけど。

日村：僕も「俺が言うのか」って思ってますから（笑）。

設楽：DVDよく見ればわかりますけど、実は日村はかなり言葉選んでしゃべってるんですよ。

日村：めちゃめちゃ自覚してやってます。

――今日の会場もそうですが、バナナマンさんはかわいい女性ファンが多いですよね。

日村：バナナマンのファンは美女が多いんですよ。

設楽：誰かが言ってたんですけど「バナナマンのこういうイベントって、デートスポットになる」って。

日村：この会場がデートスポットだと。これが終わったらみんなヒルズとか六本木行ったりするんです。

――そういうすてきなファンが付いていることをどう思いますか？

日村：「申し訳ない」とは思ってます。

設楽：日村さんは最近「“芸能界に入っている俺”と“入っていない俺”は比べることができないからね。“入ってない俺”を想像することができない」ってよく言ってます。

――バナナマンさんはコントをやることが多いですが、フリートークとコントはどっちの方がが得意ですか。

設楽：この番組でフリートーク初めてやって、しかも初めての冠番組なんですよ。ぶっちゃけ「何で僕らにこの話が来たのかな」って2人で言ってました。

日村：俺ら別にそこまでしゃべれるわけじゃないし。

設楽：「ベスト3を決める」というお題があるだけなので、特に話にオチを付ける必要もない。だからダラダラしてますね。ただ、DVDで発売されるくらいだから、それなりに見られるものにはなってるんじゃないですかね。

鈴木：いやいや、面白いと思いますよ。

――今までの放送で苦労した回は？

設楽：お題考えてる作家が卑屈なヤツで、毎回イヤなお題なんですよ。「マジで口説いたら落とせそうな有名女優」とか、俺らのイメージが悪くなるようなお題にしてる。あとは「名前だけならかっこいいお笑い芸人」とかね。前に何で「名前だけなら」とか付けるのっていう。

日村：あとは「うんこの我慢の仕方」とかね。

鈴木：初めてじゃないですか。うんこの我慢の仕方だけで30分も話す番組なんて。

――（鈴木に）「バナナ炎」と「バカヂカラ」は同日発売ですが、もし自腹で買うならどちらを買いますか？

鈴木：迷わず「バナナ炎」ですね。僕あまりコントできないので、こっち見た方が勉強になるなと。

――「バカヂカラ」の見どころを教えてください。

鈴木：何より安いですね。皆さんあまり内容に期待してないと思うんですが、期待しないで見たら意外に面白いと思うんじゃないかと。口コミでその面白さが広がっていくんじゃないですかね。

設楽：人力舎だけでやってるからチームワークいいよね。お互いわかっているのでそれがいいんじゃないですかね。

鈴木：設楽さんの言う通りですね。（人力舎には）コント慣れしてる人が多いんで、みんなコントやってます。