「深夜に居座る！」淳と「タレント名鑑」チームの野望

2012年5月1日 17:41 101 1 お笑いナタリー編集部

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本日5月1日（火）放送の「テベ・コンヒーロ」（TBS系）で「有吉弘行が一度も共演したことのない人は誰？」をテーマに検証が行われ、有吉のほか、ロンドンブーツ1号2号・田村亮、FUJIWARA、おぎやはぎらが出演する。

先日終了した「クイズ☆タレント名鑑」（TBS系）の藤井健太郎プロデューサーらスタッフ陣とロンドンブーツ1号2号・田村淳がタッグを組み、再始動したこの番組。「淳が世の中のいろんな疑問を検証・解決していく」というコンセプトのもと、深夜に笑いを届ける。

とある調査結果から「昨年2011年、日本で一番テレビ番組に出演した芸能人」と知られる有吉。今回スタジオでは、そんな有吉が過去に一度も共演したことのない人は誰なのか、クイズ形式で検証していく。亮、FUJIWARA、おぎやはぎはそれぞれチームにわかれ、100人のタレントや著名人の中から有吉と共演経験があると予想する人を指名。共演経験があれば10点獲得するが、なければ獲得した点はすべて没収されてしまう。

再ブレイク以降の活躍ぶりはもちろん、コンビ時代の経歴にも話が及ぶなど、有吉の芸歴からテレビ史が浮き彫りになる今回の検証。どこか「タレント名鑑」を思わせる雰囲気の中、意外と白熱するクイズ対決をぜひお楽しみに。

なおこの番組収録後、お笑いナタリーではMCのロンブー淳と藤井プロデューサーに取材を敢行。新番組にかける想いを語ってもらった。

ロンドンブーツ1号2号・田村淳と藤井健太郎プロデューサーのコメント

――「テベ・コンヒーロ」は「クイズ☆タレント名鑑」の続編、という位置づけでよいのでしょうか？

淳：あまり「続編」と言うのもイヤだなという感覚と、かといってぜんぜん違うわけじゃないぞ、という感覚があります。ほとんど同じスタッフと同じ演者でやっていますが、続いているようで続いていない、というか。観ている人に「タレント名鑑」だと思ってもらってもいいけど、僕としてはあまり固執していません。「テレビを楽しもう！」ということで立ち上げられた番組です。

――「テベ・コンヒーロ」というタイトルの由来を教えてください。

藤井：「トペ・コンヒーロ」というプロレス技のモジりです。リングの上から回転しながら飛んでリング下の相手に体当たりをする技。「捨て身で枠を飛び出していく」という部分をもらいました。テベ（TV）はスペイン語で「テレビ」のことで、そういうテレビ番組だと。

――いくつか収録を終えられての感想は？

淳：僕は「タレント名鑑」よりも番組を面白がるというか、作っているときの感覚が、より“健全”になりました。あのときは「ゴールデンタイムと戦う」とか「タレント名鑑として戦う」という気持ちがあった。今のほうが「テレビって楽しいな。番組って作ってて面白いな」ということが毎週やれてます。

――それは時間帯が深夜に移ったこととも関係がありますか？

淳：そうですね。肩の荷が下りた状態で、自由に楽にやらせてもらっています。これからも深夜番組らしく、くだらないことを楽しみながら真面目にやっていきたい。ただ、カバンの中身が空っぽの状態で走り出しているので、逆に今から荷物を積む作業をしないと（笑）。

藤井：「タレント名鑑」では「さすがにこれは数字（視聴率）が絶対取れないからやめよう」と言っていた小ネタも「テベ・コンヒーロ」では「短くだったらやっちゃおうかな？」と思っています。深夜だったら許されるかな、と。毎週違うことを基本的にはやろうと思っているので、攻めつつも当たり企画を作っていけたらいいですね。ここを本拠地に楽しいことをやりながら、当たり企画があればそれは別個のものとして上（の時間帯）に持って行く、というのが理想です。

淳：あと、企画内容を聞いただけで「なんでそんなことわざわざテレビでするの？」とみんなが言うようなことをやりたいですね。ラテ欄を見たときに「なに？このタイトル」という。第2回放送（4月24日深夜）で「寝起きドッキリを仕掛けてきたのが韓国の番組だったら？」と書いてあって「これは惹きつけるなー」と思いました。

藤井：タイトルでキャッチーなものはいいですね。たとえば、今後やろうと思っている企画では「テツandトモの『なんでだろう？』全て解消SP」とか（笑）。「なんでだろう？」の理由を全部調べて解消する、っていう。

淳：もう二度と「なんでだろう？」と言わせないように（笑）。

――そんな「テベ・コンヒーロ」がこの先、目指すところは？

淳：「やりたいことをそのままやれる環境を、どれだけ長く続けていられるか」ですね。もしもこの番組で、観る人もいない、テレビ局の人も「こんな番組いらない」っていうんだったら、バラエティって本当にダメになる。そういった意味では、これから先の自分のテレビ人生もかかっているような番組なので、できるだけ深夜で長く続けたいですね。PTAにマークされるようにがんばります（笑）。