国宝の前でご祈祷体験 鳥越裕貴が悠久の地・奈良でゆったりパワーチャージ旅 奈良「#ずらし旅」

鳥越裕貴インタビュー

大人になってから知った奈良・神社巡りの魅力

──本日は安倍文殊院とkakigori ほうせき箱を訪れていただきましたが、いかがでしたか?

マドゥと自撮りする鳥越裕貴。

ただただ、旅をさせてもらいました(笑)。旅はもともと好きなんですが、小学生の頃に奈良に来たときは、生まれが大阪なので「近所やし、鹿ばっかやん!」と思っていたんです。でも昨年、一人旅で奈良を訪れてその魅力にハマって。ご飯も魚も地酒もおいしい、大人になってわかる奈良の素敵さを感じました。

──どんな奈良旅をされたんですか?

天河弁財天っていう三大弁財天の1つや、山が御神体の大神神社(おおみわじんじゃ)に行きました。あとはレンタカーを借りて、日本最古の水神を祀る丹生川上神社(にうかわかみじんじゃ)で“三社めぐり”をしたり。僕、変なことを言うようですけど、水の属性で、水の神様にあいさつをしたら自分の気が良くなるのがわかるんです。昔、ある仕事をきっかけに毎年、厳島神社にお参りに行くようにしていたら、数年後に厳島神社でライブをすることになって(参照:ミュージカル「刀剣乱舞」in嚴島神社、来年3月に写真集発売決定)。厳島神社は社殿が海の上にあるので、リハーサルで雨は降るわ、風は強いわ、大変だったんです。でも、不思議なことに本番ではピタっと風が止んで、神聖な雰囲気に包まれた。そこから巡り合わせや神秘的なことを信じるようになりました。今日も安倍文殊院の本殿前での撮影のとき、風が止んだでしょう? 「ああ、不思議だな」って思いました。奈良にはどえらい神社がいっぱいあるので、今回もあと2日は欲しかったですね(笑)。

──どんなときに神社巡りに行こうと思うのですか?

1つの作品が終わったあとに、リフレッシュも兼ねて行きます。ドライブが好きなので、自分で運転して、御朱印帳を持って(笑)。目的は神社ですが、そこに行くまでのご飯屋さん、景色の良い場所でまったりするのも好きです。

圧倒されたご祈祷体験に、よみがえる祖母との思い出

鳥越裕貴

──今回訪れた安倍文殊院では、どんなところに惹かれましたか?

一番は人の感じですかね。神社仏閣ってそこに仕えている人の人柄がものごっつ出るんですよ。安倍文殊院では副住職さんの人柄の良さというか、毎年、花壇に花で巨大な干支を描くという企画も副住職さんの提案だと聞きまして。今年はPUMAのロゴみたいなトラになっちゃっていましたけど、そんなところも面白みがあって好きでした。僕が神社仏閣巡りを好きだとわかってくれたからだと思うんですが、いろいろ説明しながら案内してくださって。ありがたかったです。

──安倍文殊院ではプレミアムなご祈祷を体験していただきました。

まず圧倒されましたね、文殊菩薩と獅子に。獅子に載っている文殊菩薩が固定されていないというのが衝撃的で。「どうなってんのやろ」と思いながら眺めていました。ご祈祷中は感謝の気持ちはもちろん、懐かしい感じがしていました。というのも、小さい頃、朝起きると祖母の隣に座らされて、祖母がお経を唱えるのを聴かされていたんです。ご祈祷中は「知っている節があれば一緒に唱えても良い」と住職さんに聞いたことがあったので、聞きなじみのある部分は心の中で唱えさせてもらいました。

記憶を更新、“楽しませ上手”なかき氷

鳥越裕貴

──kakigori ほうせき箱では2種類のかき氷を召し上がりましたが、普段、かき氷はあまり食べないとか?

そうです、あまり食べる機会がないので、かき氷が出てきたときに「ああ、すげえ」って言っちゃいました(笑)。僕のかき氷のイメージが昔の、氷をガリガリ削ってどぎつい赤や青のシロップをかけたもので止まっていたので、進化というか、違いにびっくりしました。しかも、食べてみたら、見た目から味から「全部楽しませてくれるやん……!」と(笑)。上から下に食べていくにつれてどんどん味が変わるから、「うわ、ここにこんなのがあったんや!」という発見もあったりして、純粋に楽しませてもらいました。

──鳥越さんはお酒好きということで、1つはラム酒の効いたメニューを選ばせていただきました。

ありがとうございます。あのくらいの少量をいただくと……もっと飲みたくなるんですね!(笑) でも、ラム酒は風味として感じるくらいなので、あれやったらお酒を飲めない人でもおいしくいただけると思います。

ホテル安っ!次の旅も「#ずらし旅」で

鳥越裕貴

──今回のように、“ずらして楽しむ”という旅のコンセプトについてはどう感じますか?

実は役者をしていると、ずらし旅になることが多いんです。ゴールデンウィークや夏休みの期間は仕事が入っていたりするし、僕もメジャーなスポットにはあまり行かず、オフシーズンの旅ばかり。でも、そうやってずらしてみると、人の少ない時間や場所の良さを感じますし、人混みがないところは景色がより、綺麗に見えたりします。今日の安倍文殊院は桜の季節にはまだ早かったですが、桜の景色が広がることを想像したら、「そのときにまた来よう」と次の旅の目的ができる。

──“景色を更新する旅”も素敵ですね。そんな鳥越さんが旅に求める一番のものは何ですか?

タイミングというか、誰かにもらったきっかけを自分のものにして、つなげていくことを大切にしています。例えば「奈良に行く」という話をしていて、大神神社を勧められたときも「これは、行くべきなのかな」って思ったり、大神神社の近くの喫茶店で、お店のお母さんに「お参りが終わったら、カレーも食べにおいで」と言われたので、食べに行ったり。そういう何気ない“つながり”を気にできる大人になれたらなと(笑)。あとはどれだけ安く行けるか! さっき「#ずらし旅」の公式サイトを見てびっくりしましたもん、「ホテル安っ!」って。交通費や宿泊費はどうしても高くなるので、そこをいかに抑えて、ご当地を楽しむか。僕は旅をするときは絶対に始発で行って、旅先での予定を詰め込んで楽しみ倒す派なんです。ちょうど来月、三重のお伊勢さんに行こうとしていたので、「#ずらし旅」で行きますわ(笑)。

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鳥越裕貴(トリゴエユウキ)
1991年、大阪府生まれ。デビューより多数の作品に出演し精力的に舞台活動を続ける。主な舞台に「ミュージカル『刀剣乱舞』」シリーズ、舞台「文豪ストレイドッグス」シリーズのほか、PAT Company ミュージカル「眠れぬ森のオーバード」、「いとしの儚」、テレビドラマ&舞台「あいつが上手で下手が僕で」、舞台「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」など。映画「文豪ストレイドッグス BEAST」では舞台版より中島敦を続投した。YouTubeチャンネル「ぼくたちのあそびば」で動画を配信するほか、5・6月には「ミュージカル『刀剣乱舞』 ~真剣乱舞祭2022~」が控える。
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2022年8月31日更新