温泉、いちご、クラフトビールに富士山!田村升吾が静岡の海と山で心も身体もリフレッシュ 熱海「#ずらし旅」

田村升吾インタビュー

今日の旅は完璧!東京では見られないような景色でした

──今日はオーシャンスパ Fuua、いちごBonBonBERRY ATAMI HOUSE.、反射炉ビヤレストラン ほむらの3カ所を巡りました。旅をしてみていかがでしたか?

いちごBonBonBERRY ATAMI HOUSE.で、“映える”壁をバックにおすまし顔の田村升吾。

僕、朝風呂が好きなんです。コロナ禍の前は地方公演で温泉付きのホテルに泊まるとき、よく早朝に入浴してから劇場入りしていました。今日は朝からお風呂に入ってスイーツを食べて、しょっぱい系の料理とお酒まで楽しめて……朝は曇っていたけど途中から晴れましたし、夕暮れ時の景色も素敵で、完璧なルートでした! 欲を言えば海鮮を食べるとか、あと1つ予定を詰め込んでも良かったくらいです(笑)。

──オーシャンスパ Fuuaは、以前にも訪ねたことがあるそうですね。

そうなんです! 僕は温泉が大好きで、前回はコロナ禍の前に家族で来ました。岩盤浴やサウナもあって、たっぷり1日過ごせるのが良いですよね。Fuuaは温泉が気持ち良いうえに、内装もおしゃれ。僕くらいの年齢の人が「熱海、どこ行く?」って話し合ったら、きっとFuuaの名前が挙がるんじゃないかな。露天立ち湯にはテンションが上がりましたね。本当に良い景色だったから、今度は夕方に入浴してみたいです。

──いちごBonBonBERRY ATAMI HOUSE.では、いちごのスイーツを食べていただきました。

栃木県出身の僕にとっていちごは身近なもの。静岡では紅ほっぺが有名ですよね。温泉まんじゅういちご串は異色の組み合わせだと思いましたけど、おいしかったです。それにインテリアがかわいくて、壁紙や階段も素敵でした。絶品のデザートを食べながら、思い出の写真が残せるって良いですね。

──反射炉ビヤレストラン ほむらでは、茶畑に囲まれた“天空のビヤテラス”で美しい景色を観ながらクラフトビールや茶うどんを召し上がっていました。

全部僕の好きなものでした! 実はお茶が大好きで、専門店でお茶の葉を買って家の急須で飲むこともあります。茶そばは食べたことがありましたけど、初めての茶うどんも最高でした。テラスからの景色も壮大で素晴らしくて、空気がおいしかった。富士山や伊豆の国市の街並みに癒やされましたね。東京では見られないような景色でしたし、コロナ禍が落ち着いたら個人的にゆっくり来たいと思いました。

旅に温泉は外せない!思い出は撮るより心に刻む

──今回「#ずらし旅」をしてみて、熱海へのイメージに変化はありましたか?

前回は熱海海上花火大会を観に来たということもあって、「熱海といえば海」というイメージだったんです。それに温泉街なので、落ち着いた大人の街という印象もあったんですけど、今回は改めて熱海の街並みの素晴らしさに気が付きましたね。温泉街のレトロな良さもありつつ、写真に残したくなるようなお店やスポットを知ることができました。僕くらいの世代の人も来やすい街だな、とイメージが変わりましたね。

──プライベートで旅をするときは、どんなことを重視して計画を立てるのでしょう?

オーシャンスパFuua クリフラウンジのハンギングソファでくつろぐ田村升吾。

絶対に温泉! あとは食べ物かな(笑)。だから熱海は最高です。以前は分単位できっちり計画を立てて旅行するタイプだったけど、最近はゆとりがある旅をしたいなと。もし持って帰れるなら、熱海の海鮮を俳優仲間や友人へのお土産にしたいです。僕が海のない栃木県出身というのもありますが、新鮮な魚介類が食べられるのはうれしいですね。ちなみに個人的には、今旅行してみたいのは草津温泉。群馬は栃木のお隣ですが、意外と訪ねる機会がなくて。あのきれいな温泉街を写真や映像でよく見ているから、イメトレだけはバッチリなんですが(笑)。

──今日は田村さんの“映える”写真をたくさん撮影しました。普段は旅先で写真を撮るほうなのでしょうか。

プライベートの旅行では撮らないですね。心の目で覚えるので!(笑) でも最近実家に帰って小さい頃の写真を見たら、当時のことを思い出したので、やっぱり形が残るのも良いなって。実はこれまで旅先で写真を撮ることにちょっと恥ずかしさも感じていたんですけど、せっかく旅をするなら1つくらい、動画や写真で思い出を残しておこうかなと思い始めています。

一緒に旅したいのは2歳下の弟、ファンの方々にも旅を楽しんでほしい

──「#ずらし旅」のコンセプトは、“旅する時間や場所、行動をずらすことで、新しい発見をしよう”。田村さんは日常生活で、場所や時間を意識的にずらしてみることはありますか?

僕は普段から知らない場所に行くのが好きで、ある意味で普段からずらしているのかも。何度も同じ場所を旅するというより、新しい場所に行ってみたいんです。昔からけっこう冒険好きなので、毎回初心者の気持ちで挑戦するのが楽しいし、“勝てる試合”よりも、どうなるかわからないものに飛び込みたいですね。もし僕の地元・栃木で「#ずらし旅」をするなら、うちの家族旅行の定番だった那須塩原に改めて行きたいです。温泉もスキーも牧場もアウトレットもありますし、奥に行けば森や秘湯もある。発見の多い旅になりそうです。

“天空のビヤテラス”を囲む茶畑の中でほほ笑む田村升吾。

──では次回「#ずらし旅」をするとしたら、田村さんはどんな人を相棒に連れて行きたいですか?

最近社会人になった、2歳下の弟です。僕は高校時代に仕事で上京したので彼と離れて暮らしてきましたが、お互いに少しずつ大人になってきたと感じていて。子供の頃は弟とめちゃくちゃけんかしていたんですよ。僕は長男で初孫だったから甘やかされて育ったと思うし、弟にきつく当たってしまった時期もありました。でも今は友達みたいになれましたし、弟は僕の舞台を毎回観てくれて。そんな弟から「升ちゃん、相談があるんだ」とか連絡が来ると「がんばっているな」と思いますね。2人旅はしたことがないので、温泉地で腹を割って話しながら、おいしいご飯をごちそうしてあげたいな。がんばっている弟を鼓舞する旅を熱海でできたらうれしいです!

──素敵なご兄弟ですね。最後に、「#ずらし旅」をどんな方にオススメしたいか教えてください。

この特集を読んでくれた僕のファンの方々には、ぜひ楽しんでほしいです。今は大変な状況ですし、きっと皆さんも仕事や学校でストレスが溜まることがあるはず。だから気持ちが行き詰まりすぎないように、リフレッシュできる時間を大事にしてもらえたら。僕もお仕事が1つ終わるたびに、気持ちをリセットすることを大切にしています。皆さんにも息抜きしてほしいし、その場所がもし熱海だったらうれしいなと思います。

田村升吾(タムラショウゴ)
1998年、栃木県生まれ。2016年に「ミュージカル『テニスの王子様』3rdシーズン」の芥川慈郎役で初舞台を踏む。以降は「RICE on STAGE『ラブ米』」のひのひかり役で主演を務めたほか、舞台「どろろ」で助六役、「ミュージカル『刀剣乱舞』~葵咲本紀~」で篭手切江役、「FAKE MOTION -THE SUPER STAGE」で北条忠則役、「Live Musical『SHOW BY ROCK!!』-DO根性北学園編-夜と黒の Reflection」でジャロップ役を担当。さらに「霧の中のノスフェラトゥ~ドラキュラ伝説~」にジョナサン・ハーカー役で主演し、「PERSONA5 the Stage #3」で三島由輝役、「舞台『魔法使いの約束』第2章」でシノ役を演じた。3月4日から舞台「フルーツバスケット」に出演。また4月23日から「舞台『魔法使いの約束』第3章」、6月22日から「ミュージカル『刀剣乱舞』~真剣乱舞祭2022~」(会場替わりゲスト)が控えている。

2022年8月31日更新