4月から6月にかけて上演された「ハイパープロジェクション演劇『ハイキュー!!』“はじまりの巨人”」のBlu-ray / DVDが、10月17日にリリースされた。
今回ステージナタリーでは、10月20日に開幕する「最強の
取材・文 / 興野汐里 撮影 / 玉井美世子
スタイリスト / 立山功
須賀健太 衣装協力:STUDIO FABWORK(TEL:03-6438-9575)
アウター、パンツ / tac:tac、カットソー / Children of the discordance、シューズ / Strum addict
Panasonic「4K有機ELビエラ FZ950シリーズ」
自発光方式の有機ELパネルを採用した4K有機ELビエラ。HDR(ハイダイナミックレンジ)の鮮やかな映像をブラックレベルゼロの漆黒から描き出すことができる。また、合計最大出力40Wの高出力アンプと大容量スピーカーボックスにより、力強い音を実現したダイナミックサウンドシステムを搭載。NetflixやAmazonプライム・ビデオなどの4Kビデオ・オンデマンドサービス(VOD)で提供されている映画やドラマを視聴することも可能となっている。
Panasonic「おうちクラウドディーガ DMR-UBZ2060」
録画番組だけでなく、スマートフォンで撮影した写真や動画、CD楽曲などが保存できるBlu-rayレコーダー「おうちクラウドディーガ DMR-UBZ2060」。保存した写真・動画を自宅の大画面テレビで楽しむことも可能だ。
4K有機ELビエラと演劇「ハイキュー!!」は相性ばっちり?
──今回はPanasonicのテレビ「4K有機ELビエラ FZ950」(65v型)と、Blu-rayレコーダー「おうちクラウドディーガ DMR-UBZ2060」を使用して、10月17日に発売される「ハイパープロジェクション演劇『ハイキュー!!』“はじまりの巨人”」のBlu-rayをご覧いただきたいと思います。
須賀健太・影山達也 (テレビのパネルが)薄い!
──パネルの最薄部は4.6mmなんです。お二人は普段、ご自宅でどのようなテレビを利用されていらっしゃいますか?
須賀 うちで使ってるのはたぶん、Panasonicの4Kテレビだと思います。この前、映画原作のゲームを買ってプレイしたんですけど、映画の中に入ったような臨場感で。すごいですよね、最近のテレビって。
影山 うちのテレビ、最近壊れちゃって。無料交換してもらったんですけど、この65型のテレビと比べたら、「僕がいつも使ってたものって一体何だったんだろう?」って思っちゃいました(笑)。
──画面だけがそこにあるような、不要な要素を極力排除したノイズレスデザインを採用しており、映像と音に酔いしれていただけるのが「4K有機ELビエラ」のデザインの特長です。
須賀 モニターだけっていうのがシンプルでいいですよね。
影山 端から端まで画面だもんね。
須賀 映画のスクリーンみたいな感じ。
──視聴するコンテンツに合わせて、視聴モードを切り替えることも可能で、例えば映画鑑賞に適したシネマモードや、スポーツ観戦に特化したスポーツモードなどがあります。
須賀 シネマ! シネマモードいいなあ。スポーツモードもすごいですね。色がパキッと出る。
影山 スポーツモードでサッカーの試合を観たらすごくよさそう。
──須賀さんは映画館に行かれることが多いと伺いましたが、ご自宅でも映画をご覧になりますか?
須賀 最近忙しくてあまり映画館に行けていなくて。Netflixに入っているので家で観ることが多くなりました。
──「4K有機ELビエラ」では、NetflixやAmazonプライム・ビデオなどの4Kビデオ・オンデマンドサービス(VOD)で提供されている映画やドラマを楽しむことも可能なんですよ。影山さんはサッカーがお好きとのことなので、日本に加えてヨーロッパのサッカーも楽しめるDAZNがオススメです。普段、ご自宅のテレビではスポーツを観ることが多いですか?
影山 そうですね。タブレットの映像をテレビに飛ばして観てます。
──シネマモードやスポーツモードといった視聴モードのほか、音質もお好みのジャンルに合わせて調整できるようになっています。またFZ950に使われている有機ELパネルは、引き締まった“黒”と、“黒”の中の微細な情報まで表現できるので、舞台のような暗いシーンが多い映像を観る際には特にオススメです。
須賀 確かに、演劇「ハイキュー!!」ではプロジェクションマッピングを使うので、ほかの舞台に比べて暗い場面が多いかもしれません。
影山 そう考えると、演劇「ハイキュー!!」とかなり相性がいい気がします。
須賀 烏野のユニフォームも黒だし! 有機EL様様じゃないですか(笑)。
一同 ははは(笑)。
無駄に動くことは無駄じゃない(須賀)
須賀 演劇「ハイキュー!!」はオープニングがカッコいいので、まずそこを観てみたいです。
影山 いいね。
冒頭10分程度のオープニングシーンを視聴。ここでは、日向翔陽(須賀)、影山飛雄(影山)と、白鳥沢学園高校のエース・牛島若利(有田賢史)が出会う場面や、ダンスを交えた各校の紹介シーンなどが展開される。
影山 やっぱりすごいなー!
須賀・影山 (拍手)
──それでは「はじまりの巨人」の1幕から順に、お気に入りのシーンを選んで観ていきたいと思います。1幕では主に、烏野高校対条善寺高校の試合の様子が描かれました(参照:新しい演劇の形を作る、アクロ&ダンス満載の「ハイキュー!!」開幕)。
須賀 冒頭だと「コンクリート出身、日向翔陽です」のところですね。台本をもらう前から「このセリフを経て、オープニングのシーンに行ったらいいな」ってずっと言ってて。そうしたら当たったので、めちゃめちゃうれしかったです。
影山 俺、鼻血のシーンが気になる(編集注:烏野対条善寺戦で、顔面でボールを受けた影山の鼻から血が吹き出す)。
須賀 観よう!(リモコンを操作する)
須賀・影山 出たー! “4K鼻血”ー!
須賀 俺、シンクロ攻撃のシーンも好き。2017年の「進化の夏」のときにこの振りが付いて、「はじまりの巨人」でも同じ振りでやったんです。でも実は、15年の初演ぶりに出演した(澤村大地役の)田中啓太くんと、「はじまりの巨人」から参加した(菅原孝支役の)田中尚輝くんは振り入れしてもらってなくて。2人は俺らの踊りを見ながら練習したんです(笑)。
影山 ははは(笑)。そう言えば「はじまりの巨人」のときは、みんなでご飯に行って話し合いをする機会が多かったよね。何かと烏野メンバー10人全員で集まって「ここのお芝居はどういう方向で持っていくか」みたいなことを話してた。
須賀 誰かが「ご飯行こう!」って呼びかけると、気付いたら10人全員そろってるみたいな感じだったよね。
──苦楽を共にしてきた烏野らしいエピソードですね。条善寺はアクロバットを盛り込んだパフォーマンスが持ち味で、和久谷南高校はダンスを取り入れたプレースタイルでしたが、それぞれと試合をして、やはり体感は違いましたか?
須賀 烏野は対戦校のプレーを受けて演技をしなければならないので、「次はこれをやらなきゃいけないんだな」っていう大変さがありましたね。僕は特に、試合中にいろいろな要素を吸収して成長していく日向をどう見せるかというところを意識していました。アクロバットと言えば、影(影山)、しょっちゅう側転とか側宙してたよね?
影山 ずっと側転で移動してたおかげで得意になりました。今では息をするようにできます。
須賀 だせえよ! 息をするように側転って全然カッコよくないから!
影山 ははは!
──演劇「ハイキュー!!」は総じて運動量が多いですよね。
須賀 1幕終盤、日向がブロード攻撃を仕掛けるシーンで、コート内をシャトルランみたいに走らないといけなくて、あのときはウォーリー(木下)さんのことすっごく恨みました。でもその負荷が大事でもあって。演劇「ハイキュー!!」ではむしろ負荷をかけるようにしてます。
影山 負荷をかけると気持ちも付いて来るんです。
須賀 そうそう。テンションが上がってくると言うか、演劇「ハイキュー!!」に関しては無駄に動くことは無駄じゃないと言うか。
──なるほど。このほかに1幕で特に覚えているシーンはありますか?
須賀 最後、バスの中で縁下(力)と話してるシーンで日向は窓の外を見てるんですけど、あのときUFOを発見してるんです。普通の人だったら「おお、UFOだ! すげえ!」ってなるけど、日向はきっとUFOも友達だと思ってるので、「あ、いたな今」くらいのテンションで。
須賀・影山 (バスのシーンを観返して)ははは!
──皆さん、細かいところまで作り込んでいますよね(笑)。影山さんはこのシーンで何をしていたんですか?
影山 自分は寝ながらバレーしてました。飛雄はバレー馬鹿なので寝てるときもバレーしてるかなと思って。
須賀 Blu-ray / DVDの特典ディスクに大千秋楽の全景映像が収録されてるので、ぜひそちらでお楽しみください(笑)。
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烏野の“黒”を有機ELで(須賀)