本作は、2010年に松井が、蜷川幸雄率いる高齢者演劇集団さいたまゴールド・シアターのために書き下ろした「聖地」を発端とした作品。2021年に松井の演出で、さいたまゴールド・シアターでの改訂再演「聖地2030」が予定されていたが、同公演は、コロナ禍のため中止に。「終点 まさゆめ」はその流れを汲んだ新作で、人類の誕生を寿ぐある記念式典を舞台に、最大の娯楽施設“まさゆめ”に向かう宇宙船でのエピソードが展開する。
突然のトラブルで、宇宙船は“まさゆめ”に到着できない可能性が出てきた。AIによれば、誰か1人を宇宙船から降ろさないといけないという。船長は“役に立たない人”を1人、会議で決めようと提案し……。
本作では台本に沿って進行する部分と、演者たちのアドリブによって構成される部分があるため、日々内容が微妙に変化するのが大きな見どころとなっている。出演者には俳優5名に加え、オーディションで選出された65歳以上のキャスト6名が名を連ねた。
岡山公演は12月1日まで。本公演はその後、21・22日に三重・三重県文化会館 小ホール、来年1月11日から13日まで埼玉・彩の国さいたま芸術劇場 小ホールでも行われる。
なおステージナタリーでは松井と菅原の対談のほか、出演者の久保井研、篠崎大悟、荒木知佳、オーディションキャストの小川隆正、石川佳代、山田浩司のコメントを掲載している。ハレノワ創造プログラム「終点 まさゆめ」
2024年11月29日(金)~2024年12月1日(日)
岡山県 岡山芸術創造劇場 ハレノワ 小劇場
2024年12月21日(土)~2024年12月22日(日)
三重県 三重県文化会館 小ホール
2025年1月11日(土)~2025年1月13日(月)
埼玉県 彩の国さいたま芸術劇場 小ホール
スタッフ
出演
※U24チケットあり。
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