市村竹松、母校・早稲田大学で全編英語で歌舞伎解説「Feel the world of Kabuki」

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「十二月大歌舞伎」第一部「発刊30周年記念『あらしのよるに』」に関連し、昨日11月25日に東京・早稲田大学にて、市村竹松による参加者体験型の歌舞伎解説イベント「Feel the world of Kabuki: Discover the timeless art」が行われた。

市村竹松

市村竹松

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「Feel the world
of Kabuki: Discover the timeless art」より、立廻りの解説をする市村竹松。

「Feel the world of Kabuki: Discover the timeless art」より、立廻りの解説をする市村竹松。[拡大]

「Feel the world
of Kabuki: Discover the timeless art」より、差し金の解説をする市村竹松。

「Feel the world of Kabuki: Discover the timeless art」より、差し金の解説をする市村竹松。[拡大]

竹松は、「あらしのよるに」で初演から、冷静沈着ながら、熱い心を持つ仲間思いのヤギ・はくを勤めている。本イベントでは、早稲田大学国際教養学部出身の竹松が、歌舞伎の歴史や演出方法を、「あらしのよるに」の写真や映像を交えながら、全編英語で解説。留学生をはじめとした参加者は、竹松の説明に真剣に耳を傾けていた。イベント後半では、竹松が見得や立廻りを実演。参加者も、歌舞伎ならではの身体表現に挑戦したほか、実際に舞台で使われる小道具も使用した。

「あらしのよるに」(2015年、京都・南座)より、市村竹松扮するはく。(c)松竹

「あらしのよるに」(2015年、京都・南座)より、市村竹松扮するはく。(c)松竹[拡大]

またイベントでは、参加者からの質問に竹松が回答するひと幕も。イベントの最後に、竹松は「皆さんに熱意をもってお話を聞いていただき、大変意義深い会になったかと思います。多くの海外からの留学生の方、若い方たちが歌舞伎や日本文化に大きな関心を寄せていただいていることがわかり、『あらしのよるに』に向けて身の引き締まる思いです」と思いを述べた。

「十二月大歌舞伎」は、12月3日から26日まで、東京・歌舞伎座にて。

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「十二月大歌舞伎」第一部

2024年12月3日(火)~2024年12月26日(木)
東京都 歌舞伎座

スタッフ

発刊30周年記念「あらしのよるに」

原作:きむらゆういち(講談社)
脚本:今井豊茂
演出・振付:藤間勘十郎

出演

発刊30周年記念「あらしのよるに」

がぶ:中村獅童
めい:尾上菊之助
たぷ:坂東亀蔵
みい姫:中村米吉
はく:市村竹松
のろ:市村光
幼いころのめい:中村陽喜
幼いころのがぶ:中村夏幹
ばりい:澤村國矢改め澤村精四郎
山羊のおじじ:市村橘太郎
絵師:市川門之助
がい:河原崎権十郎
狼のおばば:市村萬次郎
ぎろ:尾上松緑

公演・舞台情報
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