映画「ウィキッド」サウンドトラック発売、歌唱シーンはすべて生歌

ミュージカル映画「ウィキッド」（原題「Wicked」）が世界各国で公開されたことに合わせて、公式サウンドトラック「Wicked: The Soundtrack」が11月22日にリリースされた。

シンシア・エリヴォがエルファバ役、アリアナ・グランデがグリンダ役を務めた映画「ウィキッド ふたりの魔女」では、すべての歌唱シーンがライブ撮影され、生歌が録音された。ミュージカル版に続き、映画版でも音楽と歌詞を手がけるスティーヴン・シュワルツは「ウィキッドのサウンドトラックをとても誇りに思います。この世界一流のシンガーたちと素晴らしいフルオーケストラのおかげで、私と音楽チームは、ブロードウェイのキャスト・レコーディングのファンも、初めてウィキッドの曲を聴く観客も興奮するようなレコーディングをするチャンスを得ることができました」と語った。サウンドトラックには、エリヴォ、グランデのほか、2人が通うシズ大学の学長マダム・モリブル役のミシェル・ヨー、伝説のオズの魔法使い役をジェフ・ゴールドブラム、フィエロ役のジョナサン・ベイリー、ボック役のイーサン・スレイターらが参加している。

「ウィキッド」は、2003年からアメリカ・ニューヨークのブロードウェイで上演されているミュージカル。劇中では、外見も性格もまるで異なる2人の魔女が、やがて自由の国オズの運命を大きく変えていくさまが描かれる。日本では現在、劇団四季 ミュージカル「ウィキッド」2024・2025年 大阪公演が行われている。ジョン・M・チュウ監督による映画「ウィキッド ふたりの魔女」は、日本では来春に公開予定。なお同映画は、2部作のうちの第1部となり、第2部はアメリカでは来年12月に封切られる予定だ。

映画「ウィキッド ふたりの魔女」生歌撮影の舞台裏映像