露と枕の新作「橘に鶯」スタート、井上瑠菜「諦めきれない愛のお話を紡ぎます」

露と枕 Vol.9「橘に鶯」が、昨日11月13日に東京・王子小劇場で開幕した。

これは、井上瑠菜が主宰する露と枕の、1年7カ月ぶりとなる新作公演。“変化と伝統“をテーマにした本作では、若く美しいまま歳を取らない“おくしさま”の存在を人々に信じさせるため、300年にわたり代々彼女を演じ続けてきた一家の物語が描かれる。出演者には、露と枕の小林桃香と村上愛梨に加え、前田隆成、成瀬志帆、喜田裕也、山口快士、曽根大雅、島田雅之、大塚由祈子、大沼百合子が名を連ねた。

開幕に際し、作・演出を手がける井上は「会場は王子小劇場。劇場プロデューサーになったのは、前回公演から今回までの間のことでした。終わっていく、そして始まっていく大切なこの場所で、諦めきれない愛のお話を紡ぎます。是非劇場でお会いしましょう！」と呼びかけた。

上演時間は約2時間で、公演は11月17日まで。25日からはConfetti Streaming Theaterで映像配信が行われる。配信視聴券の購入期限は12月31日となっている。

井上瑠菜コメント

露と枕、1年7カ月ぶりの本公演です。お久しぶりです。みなさまお元気でしたでしょうか。わたしはそこそこ健やかです。

ネタが尽きたかも！と焦っていた1年前くらい、劇団員に企画を出しては見てもらって、出しては見てもらってを繰り返していました。そんな中で、「面白そうじゃない？」となったのが今作です。なかなかの難産でございました。

会場は王子小劇場。劇場プロデューサーになったのは、前回公演から今回までの間のことでした。終わっていく、そして始まっていく大切なこの場所で、諦めきれない愛のお話を紡ぎます。是非劇場でお会いしましょう！ 待ってます！