KERA＆緒川たまきのケムリ研究室「ベイジルタウンの女神」再演！“王様”役は古田新太

ケムリ研究室 no.4「ベイジルタウンの女神」が、来年5・6月に東京・世田谷パブリックシアターほかで上演される。

ケムリ研究室は、ケラリーノ・サンドロヴィッチ（以下KERA）と緒川たまきによるユニット。第4弾公演となる今回は、2020年に同ユニットの旗揚げ公演で披露された「ベイジルタウンの女神」が再演される。本作は、KERAが作・演出を手がけるロマンティックコメディ。劇中では、俗世を知らないお嬢様と、乞食の“王様”の恋物語が描かれる。

出演者にはお嬢様育ちの女社長マーガレット役の緒川、“王様”役の古田新太のほか、水野美紀、山内圭哉、坂東龍汰、藤間爽子、小園茉奈、後東ようこ、斉藤悠、依田朋子、中上サツキ、秋元龍太朗、尾方宣久、菅原永二、植本純米、温水洋一、犬山イヌコ、高田聖子が名を連ねた。

ケムリ研究室は初演を「コロナが蔓延し始めた年、人恋しさも手伝ったのでしょう、ケムリ研究室の旗揚げ公演は、誰もが多幸感を感じられるコメディを目指しました」と振り返り、「これまでになくハートウォーミングでハッピーな今作は、我々にとってもかけがえのないものです。この度の再演では、さらにパワフルに、さらにチャーミングな味わいとなるよう、今からあれこれと画策中。早くもワクワクしております」とコメント。

古田は、KERAと緒川からケムリ研究室公演に誘われたことに触れて「『いいよー』と軽く答えたがその時ケラっちが『ごめーん古ちんの苦手ないい話だけど』と言った。そうなのだおいらはいい話が苦手なのだ。いつも下品で感じの悪いお芝居ばかり考えている。大丈夫なのかおいら『いい話』 古ちん60才の年にいまさらのチャレンジである」と語る。また初演から続投の高田は「あの、かっこよくてそこはかとない面白さが堪らなかった王様が、あの、極悪で節操なく面白いあの先輩に代わって、あの優しい街が悪の巣窟になってしまうのではないかと心配しています。それはそれでいいのですけれどね」とつづった。

公演は来年5月6日から18日まで世田谷パブリックシアター、5月に兵庫・兵庫県立芸術文化センター 阪急中ホール、福岡・久留米シティプラザ ザ・グランドホール、6月に愛知・穂の国とよはし芸術劇場PLAT 主ホール、新潟・りゅーとぴあ 新潟市民芸術文化会館にて。東京公演チケットは3月に一般発売される予定となっている。

ケムリ研究室コメント

コロナが蔓延し始めた年、人恋しさも手伝ったのでしょう、ケムリ研究室の旗揚げ公演は、誰もが多幸感を感じられるコメディを目指しました。

これまでになくハートウォーミングでハッピーな今作は、我々にとってもかけがえのないものです。この度の再演では、さらにパワフルに、さらにチャーミングな味わいとなるよう、今からあれこれと画策中。早くもワクワクしております。

初めての方も、初演をご覧下さった方も、どうぞご期待ください。

古田新太コメント

さてさて「ベイジルタウン」である。

いつだったかケラっちとたまきちゃんに「ケムリ」に出てくれないかと言われた。「いいよー」と軽く答えたがその時ケラっちが「ごめーん古ちんの苦手ないい話だけど」と言った。

そうなのだおいらはいい話が苦手なのだ。

いつも下品で感じの悪いお芝居ばかり考えている。

大丈夫なのかおいら「いい話」

古ちん60才の年にいまさらのチャレンジである。

高田聖子コメント

ベイジルタウンは夢のように素敵で優しい場所でした。あの緊張感溢れていた時期に、この作品に関われて救われました。今回も心から楽しみです。

ただ……あの、かっこよくてそこはかとない面白さが堪らなかった王様が、あの、極悪で節操なく面白いあの先輩に代わって、あの優しい街が悪の巣窟になってしまうのではないかと心配しています。

それはそれでいいのですけれどね。