新旧2ペアのSOML開幕、小野塚勇人「僕と山崎大輝くんだけの二人のストーリー・オブ・マイ・ライフに」

ミュージカル「ストーリー・オブ・マイ・ライフ」が、本日11月5日に東京・よみうり大手町ホールで開幕した。

「ストーリー・オブ・マイ・ライフ」は脚本をブライアン・ヒル、音楽・作詞をニール・バートラムが手がけ、2009年にアメリカ・ニューヨークのブロードウェイで初演されたミュージカル。劇中では、人気短編小説家のトーマスと、幼なじみのアルヴィンの友情が描かれる。日本では2019年に初演、2021年に再演された。3度目の上演となる今回は、アルヴィン役の太田基裕とトーマス役の牧島輝、アルヴィン役の山崎大輝とトーマス役の小野塚勇人という2ペアで上演される。太田＆牧島は2021年公演からの続投となり、山崎＆小野塚は新ペアとして参加。演出を文学座の高橋正徳が担う。

開幕に際し、太田は「僕達のペアにとっては3年振り、2回目の上演となります。お互い各々の『今』を生きながらまた再会する事になりました。懐かしさと同時に、また味わいの違う作品に感じていただければ幸せです」と話し、牧島は「ここまでカンパニーの皆さんと創ってきたものはかけがえのないものだと思うので、自分たちとこの作品を信じて、お客様に楽しんでいただけるように真摯にトーマスを演じていきたいと思っています」と意気込みを述べる。

山崎は「相方の（小野塚）勇人くんと作品の中で色々なコミュニケーションが取れていっているなと日々感じているので、それを皆さんの前でお見せできるというのはすごく楽しみで嬉しいです」と期待を語り、小野塚も「諸先輩の方々とはまた違う、僕と山崎大輝くんだけの二人の『ストーリー・オブ・マイ・ライフ』という作品を作り上げられたのではないかなと思うので、ぜひ楽しんでいただきたいです」とアピールした。

上演時間は約1時間50分。東京公演は11月15日まで。その後、本作は22・23日に大阪・サンケイホールブリーゼにて上演される。キャストのコメント全文は以下の通り。

太田基裕コメント

いよいよ再演が始まります。

僕達のペアにとっては3年振り、2回目の上演となります。お互い各々の「今」を生きながらまた再会する事になりました。

懐かしさと同時に、また味わいの違う作品に感じていただければ幸せです。

2人で、そして新たなペアチーム、バンドメンバー、スタッフ、皆で支え合いながら、作品の世界観をお見せできるよう精進します。

千秋楽までどうぞよろしくお願い致します。

牧島輝コメント

3年ぶりのこの劇場でこの演目で、少し懐かしい気持ちになって、改めて劇場に入って身が引き締まる思いです。

ここまでカンパニーの皆さんと創ってきたものはかけがえのないものだと思うので、自分たちとこの作品を信じて、お客様に楽しんでいただけるように真摯にトーマスを演じていきたいと思っています。応援のほどよろしくお願いいたします。

山崎大輝コメント

歌もやらなければいけないことも多く、そのうえアルヴィンは場をかき混ぜる役でもあるので、そういった部分が少し難しいなとは思いつつも、稽古を進めていくと馴染む部分が沢山ありました。初日を迎えてから更に深まっていくところもあると思います。そしてお客さまが入って舞台上で演じていくことで新しい発見があると思うのですごく楽しみです。再々演の新ペアということで、どういう「ストーリー・オブ・マイ・ライフ」になるのかと考えていますが、相方の（小野塚）勇人くんと作品の中で色々なコミュニケーションが取れていっているなと日々感じているので、それを皆さんの前でお見せできるというのはすごく楽しみで嬉しいです。

小野塚勇人コメント

初日を迎えるにあたって、約1カ月稽古を積んできました。最初の頃は「本当にできるのかな」というくらい、歌や芝居の内容に対しての理解度なども含めて難しいなと思っていましたが、一つひとつ丁寧に稽古を重ねてきました。

再々演ということで、3回目の公演になりますが、諸先輩の方々とはまた違う、僕と山崎大輝くんだけの二人の「ストーリー・オブ・マイ・ライフ」という作品を作り上げられたのではないかなと思うので、ぜひ楽しんでいただきたいです。