ブルーエゴナクが“現実”をモチーフに描き出す「たしかめようのない」

2

29

この記事に関するナタリー公式アカウントの投稿が、SNS上でシェア / いいねされた数の合計です。

  • 1 5
  • 23 シェア

ブルーエゴナク『たしかめようのない』」が、11月15日から17日まで京都・THEATRE E9 KYOTO、26日から28日まで神奈川・神奈川県立青少年センター スタジオHIKARIで上演される。

ブルーエゴナク「たしかめようのない」チラシ表

ブルーエゴナク「たしかめようのない」チラシ表

大きなサイズで見る(全2件)

これは福岡県北九州市、京都府京都市、東京都の3拠点で活動するブルーエゴナクの公演。同団体は「Here Is Beyond(ここは彼方)」をテーマに、THEATRE E9 KYOTOのアソシエイトアーティストとして3年間活動してきた。今回はアソシエイトアーティストとしての最終年度公演となる。

作・演出を手がける穴迫信一はアソシエイトアーティストとしての活動を「これまで『死』や『夢』をモチーフに、私たちの現実を脅かし得るフィクション=想像力について描いてきました」と振り返り、「それらを経て、最終年度ではむしろ『死』や『夢』と対立し、私たちが明らかなものとして認識している『現実』そのものをモチーフにしたいと考えています」とコメント。また穴迫は本作の上演に向け「SNSを通して〈圧倒的な他者の存在〉の可視化が進んでいます。そこで理解しようのない、例えば虐殺を肯定するような意見を目にした時、私たちが見ているこの世界はどうやら同じものではなく、人によって捉えている『現実』が違うということに気付きます。だとしたら私たちは、何と連帯して今を生き抜いていくべきなのか。本公演では、それらを〈圧倒的なフィクション〉を用いて検証したいと考えています」と語った。

この記事の画像(全2件)

ブルーエゴナク「たしかめようのない」

2024年11月15日(金)~2024年11月17日(日)
京都府 THEATRE E9 KYOTO

2024年11月26日(火)~2024年11月28日(木)
神奈川県 神奈川県立青少年センター スタジオHIKARI

スタッフ

作・演出:穴迫信一

出演

野村明里 / 加茂慶太郎 / 増田知就 / 重実紗果

公演・舞台情報
全文を表示

読者の反応

  • 2

薙野信喜 @nonchan_hg

ブルーエゴナクが“現実”をモチーフに描き出す「たしかめようのない」(コメントあり) https://t.co/LrWVKX4XIl

コメントを読む(2件)

ブルーエゴナクのほかの記事

リンク

あなたにおすすめの記事

このページは株式会社ナターシャのステージナタリー編集部が作成・配信しています。 ブルーエゴナク「たしかめようのない」 / ブルーエゴナク / 穴迫信一 の最新情報はリンク先をご覧ください。

ステージナタリーでは演劇・ダンス・ミュージカルなどの舞台芸術のニュースを毎日配信!上演情報や公演レポート、記者会見など舞台に関する幅広い情報をお届けします