平和を編むことは可能だろうか?サーカス・シルクール「ニッティング・ピース」

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サーカス・シルクール『ニッティング・ピース』」が11月から12月にかけて東京・山口・岡山・愛知・富山にて上演される。

「サーカス・シルクール『ニッティング・ピース』」より。(c)Karoline Henke

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「サーカス・シルクール『ニッティング・ピース』」より。(c)Karoline Henke

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サーカス・シルクールは、 スウェーデン・ストックホルムを拠点に活動する現代サーカスのカンパニー。日本では2018年に欧州難民危機をテーマにした「LIMITS/リミッツ」を披露している。

「サーカス・シルクール『ニッティング・ピース』」より。(c)Karoline Henke

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今回は“平和を編むことは可能だろうか?”をテーマに掲げた、2013年初演作を披露する。白い糸やロープに埋め尽くされた空間で、5人のサーカスアーティストたちが、エアリアルやシルホイール、玉乗り、綱渡りなどを通して、平和への道を模索する。

「サーカス・シルクール『ニッティング・ピース』」より。(c)Karoline Henke

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本作の演出・コンセプトを手がけるティルダ・ビョルフォシュは本作について「サーカスパフォーマーは、不可能を可能にすることに心血を注ぎます。身体と精神の一体化を通して『実現可能なこと』の境界線を内と外から揺さぶり、不可能に思われていた技が成功したあとには、次なる課題が生まれる。1995年のスタートから、サーカス・シルクールは、リスクはチャンスに変えられるという思考をヒントにし、それを社会変革のための探求に利用しています」と言い、「編み物は、サーカスアートのパフォーマンスとは異なります。しかし、平和のために編み物をすることは、サーカスと似ている。どちらも、不可能を可能にするために、身体と心を駆り出すのです」と語った。

公演は11月9・10日に山口・山口情報芸術センター[YCAM]スタジオA、16日に岡山・岡山芸術創造劇場 ハレノワ 中劇場、20日から22日に東京・世田谷パブリックシアター、26日に愛知・愛知県芸術劇場 大ホール、30日と12月1日に富山・オーバード・ホール 中ホールで上演される。

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サーカス・シルクール「ニッティング・ピース」

2024年11月9日(土)・10日(日)
山口県 山口情報芸術センター[YCAM]スタジオA

2024年11月16日(土)
岡山県 岡山芸術創造劇場 ハレノワ 中劇場

2024年11月20日(水)〜22日(金)
東京都 世田谷パブリックシアター

2024年11月26日(火)
愛知県 愛知県芸術劇場 大ホール

2024年11月30日(土)・12月1日(日)
富山県 オーバード・ホール 中ホール

スタッフ

演出・コンセプト:ティルダ・ビョルフォシュ
作曲・サウンドデザイン:サムエル・“ループトゥーク”・アンデション

出演

サーカス・シルクール

※18歳以下無料(限定数)、U-24チケットあり。

公演・舞台情報
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