石川朝日と田上碧が出演、抗原劇場「1（忘）LDK」7月公演スタート

「抗原劇場『1（忘）LDK - 連続上演』」が明日7月19日に東京・SCOOLにて開幕する。

「1（忘）LDK」は、山田カイルが代表を務める抗原劇場の、“不自由のなかに時折一瞬だけ現れる、小さな自由を上演するプロジェクト”。これまで4都市で5名のアーティストが上演してきた同作を、今回は毎月2人のアーティストによる新たな上演とトークという形で連続上演する。

コンセプトを山田とジュネスホワイトが手がけ、7月は田上碧と石川朝日が出演する。開幕に際し山田は「『1（忘）LDK - 連続上演』いよいよ始まります。スタートを切るのは俳優の石川朝日さんと、ヴォーカリストの田上碧さんです『1（忘）LDK』（今更ですがワンエルディーケーと読みます）というテクストは、アーティストに『自分にとって本当に重要なことだけを上演してもらう』ための設計図です。余計なものを排して、真っ直ぐに、その人が人前に立って何かを演じたり、何かを作ったりする意味だけがそこに現れる。すると、『人間とは』とか『宇宙とは』とか、多くの人は面倒くさがるような壮大なテーマと、手に取れる縮尺で向き合うことができるのです。朝日くんは俳優の仕事を通して、碧さんはギターの弦や空気の振動と戯れることを通して、この途方もない問いに取り組んでくれています。目の前の小さな問題を考えるために、遠回りして途方のないものを考えましょう。そういう作り手と観客が集うのが、抗原劇場です」とコメントした。

田上と石川が出演する「1（忘）LDK」の上演時間は、休憩とアフタートークを含め約2時間、公演は7月20日まで。なお本公演は11月まで続き、8月は荒木知佳と額田大志、9月は大道朋奈と公募アーティスト、10月は古木健と小宮りさ麻吏奈、11月は佐藤朋子と甘井飴子が出演する。