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20年以上にわたり英国ロイヤル・オペラの音楽監督を務めたパッパーノは今シーズンをもって同職を退任。今回が英国ロイヤル・オペラ音楽監督としての最後の来日公演となる。公演では、ジュゼッぺ・ヴェルディ作曲「リゴレット」とジャコモ・プッチーニ作曲「トゥーランドット」が上演され、前者の演出をリヴァー・ミアーズ、後者の演出を
開幕記者会見にてパッパーノは、「4度目の私と一緒の英国ロイヤル・オペラ来日公演ということで、素晴らしいレパートリーをお届けすることになりました。『リゴレット』にはシェイクスピアを彷彿とさせる戯曲的な完成度の高さ、新しさがあり、また『トゥーランドット』は『リゴレット』とは異なる、儀式的な舞踊が入る特別なオペラとなります。新しいオペラの形を提唱してくれる作品で、オーケストラ、合唱すべてが繰り広げられている壮大な音の世界を観ることができます。この2作品が組み合わさることで、最高のコンビネーションができたと思います」と作品について語った。
2002年に英国ロイヤル・オペラの音楽監督に就任し、今シーズンをもって退任するパッパーノは、在籍した22年を振り返り、「何年間ではなく、作品の1つひとつに意味を見いだしています。非常にコントラストのあるさまざまな作品を貪欲にやることができました。それらを積み上げていく中で私自身の音楽的解釈をしっかりと固め、オペラハウスのみならず、劇場というものに対する確固たる考え方を持つに至ることができました。素晴らしい演出家や歌手との協力関係をはじめ、ここで働いた体験の質の高さこそが、この年月で私が得ることができたものだと思っています」と述べた。
「リゴレット」には
英国ロイヤル・オペラ2024日本公演
2024年6月22日(土)、25日(火) ※公演終了
神奈川県 神奈川県民ホール
2024年6月28日(金)、30日(日) ※公演終了
東京都 NHKホール
2024年6月23日(日)、26日(水)、29日(土)、7月2日(火) ※公演終了
東京都 東京文化会館
スタッフ
ジュゼッぺ・ヴェルディ「リゴレット」
指揮:アントニオ・パッパーノ
演出:オリヴァー・ミアーズ
ジャコモ・プッチーニ「トゥーランドット」
指揮:アントニオ・パッパーノ
演出:
出演
ジュゼッぺ・ヴェルディ「リゴレット」
マントヴァ公爵:
リゴレット:
ジルダ:
ジャコモ・プッチーニ「トゥーランドット」
トゥーランドット姫:マイダ・フンデリング
カラフ:
リュー:
ステージナタリー @stage_natalie
【会見レポート】英国ロイヤル・オペラ5年ぶりの来日公演まもなく開幕、音楽監督アントニオ・パッパーノが意気込み
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