“ごっこ遊びを極めた大人たち”が織りなす、劇団おぼんろ「聖ダジュメリ曲芸団」開幕

「劇団おぼんろ 第24回本公演『聖ダジュメリ曲芸団』」が、昨日5月30日に東京・Mixalive TOKYO Theater Mixaで開幕した。

末原拓馬が作・演出を手がける本作は、とある貧しい街を舞台にした“童話的な叙情悲喜劇”。街の片隅では、聖なる害虫たちのサーカスが繰り広げられていた。ダニのイイワケは、短くも輝かしい一生を夢見て座長に仕えていたが……。キャストには末原のほか、横井翔二郎、井俣太良、織部典成、佐藤たかみち、塩崎こうせい、さひがしジュンペイ、わかばやしめぐみ、高橋倫平が名を連ねている。

末原は、18歳以下を対象とした“こども無料チケット”が用意されていることに触れ、「子どもの頃、きっと皆ごっこ遊びをしたと思います。それを極上版まで極めた大人たちが我々だと思っているので、必死に頑張って遊び続けるとここまでできるっていう姿を見てほしい。生きていくといろんな感情やいろんな情報を得て、社会、歴史、宗教、病気、命について知れば知るほど表現できない感情を持つと思う。それを突き詰めると、人類は歌って踊ってふざけるし、その先に未来があるっていうのが我々の伝えたいこと。だから今回の作品では、とにかく遊びに来て、人生の遊び方を見つけてみてほしい。年齢経験関係なく友だちになるつもりで迎えます！」とコメントした。

公演は6月9日まで。なお7日18:30開演回にはオンライン生配信が行われる。