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これは、今年劇団創設20年を迎えた
作品について中野は「『ちがう形』は、演劇作品集です。2つのプログラムで合計4つの作品を上演します。新演出『かがやく都市』、短編『キックバック』、続編『EP2(犬の話)』、代表作『寝台特急“君のいるところ”号』、とバラエティにとんでいますが、やるべきことは1つです。例えば、平らな鉄板に拳を打ち付け、板を少しベコッとさせる。1回、あるいは何回も、打つ、打ち続ける。すると不思議、気づけば元とはちがう形が見えはじめてくる」「だから、今回も諸々をベコベコにしてやろうと。あるいは、モコモコにしてやんよ、と。あるいは、世界を上下左右から眺められるよう、グイーンって引っ張って、回して、ひねって、愛らしくして。そんなことを思い、願っています」とコメントした。チケットは4月6日12:00に販売をスタートする。
中野成樹コメント
劇団創設20周年にあたる節目の公演です。厳密には2023年がその年だったのですが、誤差の1年くらいあってもいいじゃないかと思い、2024年に実施することにしました。思えば10周年の時は、1年前倒しで周年公演をやっていましたし、不正確だからこそここまで続けてこられたのかもしれません。
「ちがう形」は、演劇作品集です。2つのプログラムで合計4つの作品を上演します。新演出「かがやく都市」、短編「キックバック」、続編「EP2(犬の話)」、代表作「寝台特急“君のいるところ”号」、とバラエティにとんでいますが、やるべきことは1つです。
例えば、平らな鉄板に拳を打ち付け、板を少しベコッとさせる。1回、あるいは何回も、打つ、打ち続ける。すると不思議、気づけば元とはちがう形が見えはじめてくる。私は、そのちがった形を眺めることが大好きです。もちろん鉄板と拳とは比喩です。そんなゴリゴリした強者じゃありません、笑。実際は、世界に演劇を打ち続けてきたといった風でしょう。今よ変われ。とにかく変われ。変わった先の良し悪しなんてどうでもいい。今とはちがう形がそこに現れればまずはそれだけでいい。不正確でもいい、ちがう尺度の世界が見たい。前の方がマシなんてことこの世にはないように思います。今とはちがう形にのみ、新しい光があたり新しい影がさします。陽に当たり続ければ干からびるし、ずっと日陰じゃ腐ってしまう。色々な光加減と影を見たい。だから、今回も諸々をベコベコにしてやろうと。あるいは、モコモコにしてやんよ、と。あるいは、世界を上下左右から眺められるよう、グイーンって引っ張って、回して、ひねって、愛らしくして。そんなことを思い、願っています。
中野成樹+フランケンズ 演劇作品集「ちがう形」
2024年5月22日(水)~2024年5月26日(日) ※公演終了
東京都 新宿シアタートップス
スタッフ
誤意訳・演出:
ドラマトゥルク:長島確
出演
石橋志保 / 小泉まき /
※U-25チケット、高校生以下割引あり。
※初出時、本文に誤りがありました。訂正してお詫びいたします。
中野成樹+フランケンズ @NakaFra
演劇作品集『ちがう形』
ステージナタリーさんにご掲載いただきました。
いつもありがとうございます。
来週末からチケット販売開始です! https://t.co/EYva62O2k1