豊竹呂太夫としての有終、豊竹若太夫への胎動を追う写真展が開催

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佐藤美幸 写真展「紋を受け継ぐ十一代目 豊竹若太夫」が4月9日から21日まで、大阪のギャラリー・ソラリスにて開催される。

佐藤美幸 写真展「紋を受け継ぐ十一代目 豊竹若太夫」より。(撮影:佐藤美幸)

佐藤美幸 写真展「紋を受け継ぐ十一代目 豊竹若太夫」より。(撮影:佐藤美幸)

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佐藤美幸 写真展「紋を受け継ぐ十一代目 豊竹若太夫」より。(撮影:佐藤美幸)

佐藤美幸 写真展「紋を受け継ぐ十一代目 豊竹若太夫」より。(撮影:佐藤美幸)[拡大]

これは、豊竹呂太夫が4月に十一代豊竹若太夫を襲名することを記念して行われる写真展。開催に向けて写真家の佐藤は「今年、『豊竹座』の紋を付けることが許される、たった一人の太夫が57年ぶりに誕生します。六代豊竹呂太夫が十一代豊竹若太夫を襲名するのです。『いまが、人生でいちばん稽古しているんですわ』初めてお会いした10年前も今も、同じ言葉をおっしゃっています。人生でいちばんが今だ、と言い切れるその強さとしなやかさ。その志に魅了され、どのように十一代若太夫になっていくのかを見たい、写真に残したいとその姿を追いかけました」とコメントした。

佐藤美幸 写真展「紋を受け継ぐ十一代目 豊竹若太夫」より。(撮影:佐藤美幸)

佐藤美幸 写真展「紋を受け継ぐ十一代目 豊竹若太夫」より。(撮影:佐藤美幸)[拡大]

佐藤美幸コメント

浄瑠璃語り(太夫)、三味線、人形遣い。この三業が融合し生みだす伝統芸能、それが文楽です。

中でも浄瑠璃語りでは、竹本義太夫の「竹本座」と、その弟子、初代豊竹若太夫が作った「豊竹座」が、今も脈々とその系譜を残し、舞台の幕にも二つの紋が染められています。

そして今年、「豊竹座」の紋を付けることが許される、たった一人の太夫が57年ぶりに誕生します。六代豊竹呂太夫が十一代豊竹若太夫を襲名するのです。

「いまが、人生でいちばん稽古しているんですわ」初めてお会いした10年前も今も、同じ言葉をおっしゃっています。人生でいちばんが今だ、と言い切れるその強さとしなやかさ。

その志に魅了され、どのように十一代若太夫になっていくのかを見たい、写真に残したいとその姿を追いかけました。

襲名披露公演に向けた約半年間、覚悟を持って襲名に臨む、豊竹呂太夫としての有終、豊竹若太夫への胎動をどうぞご高覧ください。

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