「團菊祭五月大歌舞伎」昼の部「毛抜」で市川男女蔵が粂寺弾正、尾上菊五郎が小野春道に

「團菊祭五月大歌舞伎」が、5月2日から26日まで東京・歌舞伎座で上演される。

昼の部には「『鴛鴦襖恋睦』おしどり」「四世市川左團次一年祭追善狂言 歌舞伎十八番の内『毛抜』」「『極付幡随長兵衛』公平法問諍」がラインナップされた。「鴛鴦襖恋睦」には、河津三郎 / 雄鴛鴦の精役で尾上松也、遊女喜瀬川 / 雌鴛鴦の精役で尾上右近、股野五郎役で中村萬太郎が出演。「毛抜」では市川男女蔵が粂寺弾正、尾上菊五郎が小野春道を勤め、後見を市川團十郎が担う。「極付幡随長兵衛」の出演者には、幡随院長兵衛役の團十郎、水野十郎左衛門役の尾上菊之助、女房お時役の中村児太郎、出尻清兵衛役の男女蔵、唐犬権兵衛役の市川右團次、近藤登之助役の中村錦之助が名を連ねた。

夜の部には、「『伽羅先代萩』御殿 床下」と「『四千両小判梅葉』四谷見附より牢内言渡しまで」が並んだ。「伽羅先代萩」の「御殿」では、菊之助が乳人政岡、中村雀右衛門が栄御前、中村米吉が沖の井、中村歌六が八汐、「床下」では團十郎が仁木弾正、右團次が荒獅子男之助を勤める。「四千両小判梅葉」には、野州無宿富蔵役の尾上松緑に加え、坂東彦三郎、坂東亀蔵、中村梅枝、萬太郎、坂東巳之助、河原崎権十郎、坂東彌十郎、市川團蔵、歌六、中村梅玉が出演する。チケットの一般販売は4月14日10:00にスタート。