フライングシアター自由劇場は、1996年のオンシアター自由劇場の解散から約27年が経った昨年10月、串田和美が“自身が探し求める演劇活動”を再開するために始めた劇団。その第2作目となる本作では、
本作は6月6日から12日まで東京・新宿村LIVEで上演されるほか、「シビウ国際演劇祭2024」正式招聘作品として6月21・22日にルーマニア公演が行われ、その後7月5日から7日まで長野・信毎メディアガーデンでも披露される。
串田和美は本作について「ずいぶん長たらしい題名をつけてしまいましたねえ。(略して“夏至夢”でもいいですよ)」と語り、「“夢”というものは一体何なのだろう? しかも夢を見ながら、ん? これは自分の見ている夢ではないな? 今誰かが見ている夢の中に自分が紛れこんでいるのだな?と夢の中で思うことがある。それは全く知らない遠い国の人かもしれないし、魚かもしれない、山かもしれない、いやいや我々人間には名付けようのない宇宙の何かが見ている夢かもしれない。……それが今回の『あの夏至の晩 生き残りのホモサピエンスは終わらない夢を見た』という題名をつけ、シェイクスピアの『A Midsummer Night’s Dream』をいじくり回して愉快な、コメディ仕立ての舞台を創る魂胆でもあります。きっと“夢”という得体の知れない舞台を観ながら、皆さんに大いに楽しんでいただけることと確信しております」とコメント。
また大空は「フライングシアター自由劇場第二弾、素敵な共演者の方々と共に創作出来ることがとても光栄ですし、私の何かしらの成分が作品の一部となり力となれるように心と頭を柔らかくして飛び込みます!」と意気込みを述べた。
串田和美コメント
ずいぶん長たらしい題名をつけてしまいましたねえ。(略して“夏至夢”でもいいですよ)
ボクがシェイクスピアに限らず外国の戯曲を上演する時、いつも先ず、何故この口調でこの物語を書いたのだろう? まして時代も、習慣も、言語も演劇のありようもずいぶん違うこの戯曲に、今自分が何故惹かれるのだろう?と考えその心惹かれる謎を探しながら、演出のための上演台本を作ります。
この「夏の夜の夢」はボクにとって謎だらけで、とても好きな戯曲で過去に3回上演しました。1回目は1979年にアンダーグラウンド自由劇場の小さな地下劇場で、その次は1994年シアターコクーンで、その次は2002年日本大学芸術学部の映画学科の映画スタジオで、今回が4回目になります。過去の公演ひとつひとつを思い出すとそれぞれ、ずいぶん違った様相で、自分にとってもとても興味深いのです。
“夢”というものは一体何なのだろう? しかも夢を見ながら、ん? これは自分の見ている夢ではないな? 今誰かが見ている夢の中に自分が紛れこんでいるのだな?と夢の中で思うことがある。
それは全く知らない遠い国の人かもしれないし、魚かもしれない、山かもしれない、いやいや我々人間には名付けようのない宇宙の何かが見ている夢かもしれない。……それが今回の「あの夏至の晩 生き残りのホモサピエンスは終わらない夢を見た」という題名をつけ、シェイクスピアの「A Midsummer Night’s Dream」をいじくり回して愉快な、コメディ仕立ての舞台を創る魂胆でもあります。
きっと“夢”という得体の知れない舞台を観ながら、皆さんに大いに楽しんでいただけることと確信しております。
大空ゆうひコメント
串田さんから飛び出す、「夢」「壁」「他者と自分が入れ替わったら」etc……気になるワード達。「夏の夜の夢」から広がってどんな作品になるのか期待は膨むばかり。フライングシアター自由劇場第二弾、素敵な共演者の方々と共に創作出来ることがとても光栄ですし、私の何かしらの成分が作品の一部となり力となれるように心と頭を柔らかくして飛び込みます!
フライングシアター自由劇場 第2回公演「あの夏至の晩 生き残りのホモサピエンスは終わらない夢を見た」
2024年6月6日(木)~12日(水)
東京都 新宿村LIVE
2024年6月21日(金)・22日(土)
ルーマニア
2024年7月5日(金)~7日(日)
長野県 信毎メディアガーデン
原作:
翻訳:松岡和子
脚色・演出・美術:
出演:
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串田和美 @dKbqbyMQqcOS68V
いま6月公演の『あの夏至の晩 生き残りのホモサピエンスは終わらない夢を見た」というやけに長たらしい題名をつけた芝居の構想を練りテキストを書いています。お気づきの通り、これはシェイクスピアの『夏の夜の夢』の読み直しです、ご期待ください!
新宿、ルーマニア・シビウ、松本と旅をします。 https://t.co/AFmmUxyNV8