Ate9ダンスカンパニー来日公演に向け、ダニエル・アガミらがメッセージ

3月に「EXHIBIT B」「calling glenn」の2作品を披露するAte9ダンスカンパニーより、振付・構成・演出を手がけるダニエル・アガミと各作品の音楽を手がけるミュージシャンからコメントが到着した。

Ate9ダンスカンパニーは、バットシェバ舞踊団で活動した振付家のアガミが2012年に設立したアメリカのダンスカンパニー。アガミは「クリエイターとして、私は、時には観客を煙に巻き、そして覚醒させることを目指してきましたが、私たちのエネルギーが、この世界を取り巻く不安を乗り越え、新たな可能性に心を開くものとなることを願っています」とコメント。

「EXHIBIT B」の音楽を担うオミッド・ワリザデは「日本公演に向けて逸る心を抑えきれずにいます。『EXHIBIT B』は、何よりも音楽的エレメンツが重要な鍵を握りますが、これはまた、私に昨今の政治情勢について考えさせるところもある、そんな作品です」と紹介し、「calling glenn」の音楽と演奏を担当するグレン・コッチェは「微細な動作から大きなアクションまで、私は全身を使って楽器を演奏しますが、アガミとダンサーたちのムーブメントを見てすぐさま親近感を覚え、あっという間に通じ合うことができました。彼らの多様なムーブメントボキャブラリーを補完する（あるいは相反する）マテリアルを見つけるべく、自分の中のありとあらゆる引き出しを広げ、研究を重ねました」と創作を振り返った。

公演は3月1日から3日まで東京・世田谷パブリックシアターにて行われる。