ミュージカルジョジョ、一部公演中止の経緯明らかに　東宝が手数料やキャンセル料を負担

「ミュージカル『ジョジョの奇妙な冒険 ファントムブラッド』」東京・帝国劇場公演の一部が中止となった経緯が、東宝の公式サイトで発表された。

去る2月4日、「ミュージカル『ジョジョの奇妙な冒険 ファントムブラッド』」では、初日となる予定だった本日6日から8日までの公演を中止にすることが発表されていた。これについて東宝の公式サイトでは、複雑な演出プランに対応するための確認作業が想定以上に必要となったため、稽古の進行が予定より遅れたこと、帝国劇場の舞台上での稽古開始後も、さらなる修正や見直しにより遅れを挽回できなかったことが説明され、「協議を重ねた結果、スタッフ・キャストの安全確保の観点からも、初日を延期し、上記4公演を中止せざるを得ないという判断に至りました」と、公演中止に至った経緯が明かされた。

また「この度の公演中止は私ども東宝株式会社の本公演製作における見通しの甘さ、製作体制の不行き届きが招いた結果でございます」「かかる事態は、全くもってあってはならないことであり、弊社ではその責任を重く受け止めております」と謝罪の言葉も記されている。

併せて東宝では、中止となった4公演のチケット代金の払い戻しを行うほか、購入時のチケット販売手数料とシステム利用料、公演中止発表以前に手配済みの交通費、宿泊費のキャンセル料、またはキャンセルができなかった観客に交通費と1公演日につき1泊分の宿泊費を負担することを発表。払い戻しの詳細と今後の公演については、東宝演劇部お知らせ用のXアカウント（@toho_oshirase）と、「ミュージカル『ジョジョの奇妙な冒険 ファントムブラッド』」公式サイトにて、2月8日16:00までに改めてアナウンスされる。

本作は、「ジョジョの奇妙な冒険」シリーズより、物語の始まりを描く「第1部 ファントムブラッド」をベースにしたミュージカル。東京公演は2月28日まで予定されており、その後は3月26日から30日まで北海道・札幌文化芸術劇場 hitaru、4月9日から14日まで兵庫・兵庫県立芸術文化センター KOBELCO 大ホールでも上演される。

※2月6日から8日までの公演は中止になりました。