更に鋭い棘のある舞台に、弦巻楽団「ピース・ピース」スタート

弦巻楽団「ピース・ピース」が、昨日1月27日に北海道・生活支援型文化施設 コンカリーニョで開幕した。

作・演出を弦巻啓太が手がける本作は、弦巻楽団の第39回公演。作中では3人の女優が“母”について語り、“母”を演じる姿を通じ、母から娘へ引き継がれる“祈り、願い、あるいは呪縛”を描き出す。出演者には赤川楓、佐久間優香、佐藤寧珠が名を連ねた。

弦巻は「2年前実験のつもりで作った小作品が、こうして大きな舞台で再演できることを嬉しく思います。沢山の観客の前で迎えられた初日は、舞台と客席が一体となって物語の涯てを追う、弦巻楽団らしい初日になりました。冬の札幌にふさわしい作品だと我ながら思います。初演より更に鋭い棘のある舞台になっています。ぜひ劇場に足をお運び下さい」とコメントした。上演時間は約1時間10分、公演は2月3日まで。