「Endless SHOCK」2024年公演の製作発表が昨日1月20日に東京都内で行われ、作・構成・演出・主演の
既報の通り「Endless SHOCK」は、東京・帝国劇場の来年2月の休館に向けたクロージングラインナップの一環として、4・5月と11月に同劇場で上演される。このたび新たに本作が、7・8月に大阪・梅田芸術劇場 メインホール、9月に福岡・博多座でも上演されることが明らかになった。
堂本は製作発表の冒頭で「今年で『SHOCK』の幕を閉じようと思っています」と明かす。堂本は本作の終幕について2・3年前から考えていたといい、「自分も年齢を重ねて物語上の設定から遠くなってきた。帝劇と共に歩んできた作品でもあるし、今が良い時期かなと」と決断の経緯を明かす。作品の魅力について堂本は「自分では一度も観劇していないので、客観的な感想は言えませんが(笑)、僕が言えるのは『とにかくずっと命を燃やしてきた』ということ」と感慨深げな表情を浮かべる。また新たな帝国劇場に期待することを尋ねられると、堂本は「また舞台に立たせていただける前提になってしまいますが、シャワーの水圧を保ってほしいです!(笑)」と冗談を飛ばし、会見場を笑いで包んだ。
リカ役の綺咲は「以前出演した際は稽古でいっぱいいっぱいで、『ついていかなくちゃ』と走り続けていました。でも光一さんから『大丈夫』と、短いながらも救われる言葉をいただきました」と話し、「最後まで光一さんの近くで学べる機会をいただき光栄です」と心中を語る。同じくリカ役の中村は前回の出演時を振り返り、「1カ月間、必死に食らいつく毎日で……光一さんは私が残って練習しているときに付き合ってくださったり、役柄についての私の解釈を尊重してくださったりして、とても助けられました」とエピソードを明かした。
オーナー役の前田は「私なら『Endless SHOCK』を絶対に手放しません(笑)。でも光一さんがこれを超える素晴らしい舞台を作って演じられることを祈っています。そのときは私もおばあさん役で出してくださいね!」と堂本に笑顔を向ける。同じくオーナー役の島田は、初めて「SHOCK」シリーズを観劇した感想を「ストーリーには深いテーマがあり、歌あり、ダンスあり、殺陣にフライング、階段落ちまである。エンタテインメントのすべてが詰まっていて、なんてすごいんだと思いました」と振り返り、「1回1回光一さんの姿を目に焼き付けながら舞台を務めたい」と意気込みを述べた。
4・5月の東京公演、9月の博多座公演でライバルを演じる佐藤は「『Endless SHOCK』はずっとあるものだと思っていたし、光一さんはずっと階段落ちをしてくださると思っていた」と笑いを誘い、「この作品は僕がエンタテインメントを学んだ場ですし、作品に携われて本当に光栄」と思いを口にする。7・8月の大阪公演でライバル役を担う中山は「『Endless SHOCK』は観劇すると楽しいですが、実際に出演すると『命を削るとはこういうことか』と実感する過酷さ。エンタテインメントの1つの基準を改めて知った舞台です」「1回1回を大事に向き合いたい」と言葉に力を込めた。
また公演の最終地となる11月の東京公演でライバルを務める上田は「まさか自分が最後の帝劇公演に出るとは思わなかった」と胸の内を明かし、「『Endless SHOCK』が心に根付いちゃったので、プライベートでも鼻歌で劇中歌を歌ってて……ヤバくないですか!?」と、本作が自身に与えた影響を語る。上演に向け上田が「これまで以上にライバル役を追求し、(公演を)締めていきたい」とやる気満々の表情を浮かべると、堂本からは「竜也が“しめる”と言うと、違う意味に聞こえる(笑)」とコメントが。これを聞いた上田は「光一くんが完全燃焼して追われるようにがんばりたい」「キャスト全員で、ラストを“シメ”に行きます!」と改めて意気込み、会場を沸かせた。
ライバル役の3人の印象を問われた堂本は、佐藤と上田について「素直さが役にも表れていて、若さゆえに突っ走ってしまう真っすぐさが悲しみを生むところが勝利のいいところ。竜也は、とにかく“シメ”ている!(笑) 自分が正しいと思ったことに突き進む竜也は役にマッチしていますし、信頼しています」と言う。また堂本が「優馬はひょうひょうとして見えるけど、本番になると雰囲気が変わり、熱量がグッと高くなるという関西人独特のズルいところがある」と笑うと、中山は「ズルく行かせていただきます!」と続け、記者を和ませた。
会見では堂本が、「今後、後輩の主演で『Endless SHOCK』を上演する考えはあるか」という質問に答える場面も。堂本は「誰かにやってほしいという思いはあります。それに『Endless SHOCK』は今年で幕を下ろしますが、もしかしたら帝国劇場以外の劇場でも感謝祭のようなイベントができるかも。まだ何もわかりませんけど(笑)」と回答しつつ、「ただやはり、自分の役を誰かがやってくれたら良いなという思いはあります」と改めて口にした。
「Endless SHOCK」
2024年4月11日(木)~5月31日(金)
東京都 帝国劇場
作・構成・演出:
出演:堂本光一、
※前田美波里、島田歌穂はWキャスト。
※「Endless SHOCK」「Endless SHOCK -Eternal-」を同時上演。
2024年7・8月
大阪府 梅田芸術劇場 メインホール
作・構成・演出:堂本光一
出演:堂本光一、
2024年9月
福岡県 博多座
作・構成・演出:堂本光一
出演:堂本光一、佐藤勝利、福田悠太、辰巳雄大、室龍太、高田翔、松尾龍、尾崎龍星、綺咲愛里、前田美波里
2024年11月
東京都 帝国劇場
作・構成・演出:堂本光一
出演:堂本光一、
※綺咲愛里と中村麗乃はWキャスト。
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神野紫 -yukari- @pompin1103
その場にいない塚田僚一に向けてすごむ上田竜也(左から2人目)と制止する佐藤勝利(左)。
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