「あのよこのよ」は
新政府を批判したとして番屋に入れられていた浮世絵師・刺爪秋斎は、出所の日、弟と居酒屋に行き、出所祝いにメガネをプレゼントされて喜んでかける。さらに秋斎は、未来が見える常連客から「女に出会う」「その女が秋斎の未来を決めるだろう」と告げられる。そこへちょうど美しい女がやって来て、「彼女なのではないか」と話していると、突如、刀や銃を持った男たちが現れて秋斎たちに襲いかかり……。
安田は「『あのよこのよ』というタイトルの通り、物語を見ていただくと浮遊している自分をどこかで感じてもらえたり、どこの世が事実で、自分がいる本当の世界なのか……こういうちょっとした不思議さを感じられる作品になっていると思います」と期待を述べ、「僕自身久しぶりの時代物です。髪の毛を伸ばしていた理由はここにありました(笑)」「眼鏡にちなんだエピソードもお楽しみに」と呼びかける。
青木は「芝居にしろバラエティにしろドキュメンタリーにしろ音楽にしろ、とにかく安田くんの活動を見ていると、僕は意味もなくポジティブになれるということで。だからこの『あのよこのよ』という作品は『こんな時代になると思わなかった、な明治初期』の『なぜだかポジティブになれる痛快時代劇』になるはずであります」と語った。
東京公演のチケット発売は3月、大阪公演のチケットは4月を予定。
青木豪コメント
おそらく震災のあとぐらいから、現実感のない日々が続いている。一度も降りたことのない駅に寝過ごして来てしまったような、途方に暮れる日々が続いている。
こういう感覚を芝居に出来ないものか、と朧げに考えていたらパルコさんから「安田くんと痛快な時代劇をやりませんか?」とお誘いをいただいて。それで思い出したのは「マニアック」という芝居でご一緒して以来、安田くんの芝居にしろバラエティにしろドキュメンタリーにしろ音楽にしろ、とにかく安田くんの活動を見ていると、僕は意味もなくポジティブになれるということで。だからこの「あのよこのよ」という作品は「こんな時代になると思わなかった、な明治初期」の「なぜだかポジティブになれる痛快時代劇」になるはずであります。
グチャグチャな気分をポジティブに変えたいという方々、是非お越しくださいませ。
安田章大コメント
「マニアック」以来5年ぶりに青木豪さんとご一緒させていただきます。5年前の自分とは芝居に対する感じ方や考え方、取り組み方が大きく変わり、これからまた一緒に1つの作品を創り上げていく時間が楽しみです。
青木豪さんが作るエンターテインメントは真面目とおふざけの振り幅がすごく広くて、その行ったり来たりする面白さに加えて、「あのよこのよ」というタイトルの通り、物語を見ていただくと浮遊している自分をどこかで感じてもらえたり、どこの世が事実で、自分がいる本当の世界なのか……こういうちょっとした不思議さを感じられる作品になっていると思います。
僕自身久しぶりの時代物です。髪の毛を伸ばしていた理由はここにありました(笑)。江戸が終わり明治維新、この時代を生きている僕を楽しんでもらえたら嬉しいです。そして、登場人物たちが青木さんの描く世界の中でどのようにうねっていくのかというところにもぜひご注目ください。眼鏡にちなんだエピソードもお楽しみに。
PARCO PRODUCE 2024「あのよこのよ」
2024年4月8日(月)~29日(月・祝)
東京都 PARCO劇場
2024年5月3日(金・祝)~10日(金)
大阪府 東大阪市文化創造館 Dream House 大ホール
作・演出:
主演:
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鈴木 心愛 @CocoaSuzuki3
安田章大、青木豪との再タッグ作「あのよこのよ」で明治の浮世絵師役「不思議さを感じられる作品に」 https://t.co/CSGWzxTpDv