「オデッサ」は、三谷が約3年半ぶりに書き下ろし演出する新作舞台。アメリカ・テキサス州のオデッサを舞台にした“男と女と通訳の会話バトル”が展開し、留学中の日本人青年役を
開幕に際し、三谷は「僕は演劇畑の人間なのですが、普段舞台を観ていない方にももっともっと観ていただきたいですし、そういう方に楽しんでもらえる舞台を作りたいなと思っています。『オデッサ』はそんな普段舞台を観ていない方にも楽しんでいただける、僕の『こういうものをやりたかった』というものができたかな、と手応えがあります」と自信をのぞかせた。
上演時間は約1時間45分で、東京公演は1月28日まで。その後、2月から3月にかけて、大阪・福岡・宮城・愛知で上演される。三谷のコメント全文およびキャスト陣のコメントは以下の通り。
柿澤勇人 コメント
最初に台本をいただいたときは、よくこんな設定を思いつくなあと、鬼の三谷幸喜だな……と思いました。
鹿児島弁や英語を使った芝居をやったことが無かったので、まずはネイティブの鹿児島弁を浴びて少しでもそれに近づけるようにと鹿児島に行きました。稽古場でも迫田さんとエマさんに一言一句セリフを全部CDに吹き込んでもらい、それを移動の車や稽古場で聞き続ける日々でした。
宮澤エマ コメント
英語を喋りながら舞台に立つというのが初めてで、日本語と英語を喋っている私は同一人物ですが2つの役を演じているかのような気持ちになりました。
それぞれの言語で私の喋り方や動作がすごく違うというのを改めて実感して、そこをどう統一させていくのかというのがすごく難しかったです。
今まで翻訳劇をやるときに、日本語をより英語のニュアンスに近づけるという作業をしたことはありましたが、今回はその逆で、英語台詞を観客の皆さんが読む日本語字幕のニュアンスに近づけました。柿澤君も膨大な英語を喋るので少しでも短く、分かりやすく、言いやすくなるようにしました。私の演劇人生での初めてが多く詰まった作品です。
迫田孝也 コメント
三谷さんが僕に「貴方はネイティブな鹿児島弁で努力も何もしていない」とおっしゃって(笑)。毎日稽古場に行くと、三谷さんとキャスト皆で丸くなって座って台本に対する意見を交わす“エマタイム”と呼ばれる時間があったのですが、そこでいかに「僕も一員だよ」という空気を出すのが大変でした(笑)。
鹿児島弁は慣れ親しんだ言葉なので、何か他のことで頑張れないかなと思い柿澤さんの鹿児島弁を出来るだけネイティブに近づけられるように指導させていただきました。英語に関しては温かい目で見守らせていただいています。
三谷幸喜 コメント
僕は演劇畑の人間なのですが、普段舞台を観ていない方にももっともっと観ていただきたいですし、そういう方に楽しんでもらえる舞台を作りたいなと思っています。
「オデッサ」はそんな普段舞台を観ていない方にも楽しんでいただける、僕の「こういうものをやりたかった」というものができたかな、と手応えがあります。
面白い映画と面白い舞台なら、舞台のほうがより面白いという想いが強いのですが、つまらない映画とつまらない舞台なら舞台のほうがもっとつまらないので、真剣に、命を懸けてやらないといけないなと思っています。
また、舞台はお客さんの反応や笑い声があって初めて成立するんだなと改めて感じています。特に今回は字幕も大変で、台詞と合わせて字幕を出すタイミングを調整したり、みんなで必死になって作っています。今日から3月までお客さんの前でやることでどんどん進化して完成していくと思います。それが舞台の醍醐味だと思いますし、お客さんがいなければできないことだと思っています。
「オデッサ」
2024年1月8日(月・祝)~28日(日)
東京都 東京芸術劇場 プレイハウス
2024年2月1日(木)~12日(月・祝)
大阪府 森ノ宮ピロティホール
2024年2月16日(金)~18日(日)
福岡県 キャナルシティ劇場
2024年2月24日(土)・25日(日)
宮城県 東京エレクトロンホール宮城(宮城県民会館)
2024年3月2日(土)・3日(日)
愛知県 Niterra日本特殊陶業市民会館 ビレッジホール
作・演出:
音楽・演奏:
出演:
ナレーション:
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のの @Lazlos_Martini
#オデッサ 役者もナレも皆チーム「鎌倉殿の13人」の座組。三谷幸喜の意表を突いた脚本や2ヶ国語の見せ方が楽しい。カッキーは大変な役をこなして凄い。宮澤エマの役は彼女にしか出来ない。迫田さんは御見事。Standing Ovationでした👏🏻。プレイハウスも素敵な劇場。 #Odessa
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