国立文楽劇場「初春文楽公演」より舞台写真が到着、「伽羅先代萩」吉田和生が忠義貫く政岡演じる

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去る1月3日から大阪・国立文楽劇場で上演されている「令和6年初春文楽公演」の舞台写真が到着した。

「令和6年初春文楽公演」第2部「伽羅先代萩」より。(提供:国立文楽劇場)

「令和6年初春文楽公演」第2部「伽羅先代萩」より。(提供:国立文楽劇場)

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「令和6年初春文楽公演」第1部「七福神宝の入舩」より。(提供:国立文楽劇場)

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「令和6年初春文楽公演」第1部「近頃河原の達引」より。(提供:国立文楽劇場)

「令和6年初春文楽公演」第1部「近頃河原の達引」より。(提供:国立文楽劇場)[拡大]

これは、国立文楽劇場の2024年最初の文楽公演。第1部は「七福神宝の入舩」で幕開け。続く「近頃河原の達引」では、井筒屋伝兵衛と遊女おしゅんの悲恋が描かれ、おしゅんの兄・猿廻し与次郎の人形を桐竹勘十郎、井筒屋伝兵衛の人形を吉田玉佳、遊女おしゅんの人形を吉田簑二郎がそれぞれ遣う。

「令和6年初春文楽公演」第2部「伽羅先代萩」より。(提供:国立文楽劇場)

「令和6年初春文楽公演」第2部「伽羅先代萩」より。(提供:国立文楽劇場)[拡大]

第2部はお家騒動に巻き込まれた人々の悲劇を描く「伽羅先代萩」。竹の間の段では豊竹芳穂太夫と野澤錦糸、御殿の段では竹本千歳太夫豊澤富助、政岡忠義の段では豊竹呂勢太夫と鶴澤清治、床下の段では竹本小住太夫(1月3日~12日のみ出演)、豊竹亘太夫(13日~22日のみ出演)と竹澤團吾が、それぞれ語りと三味線を担う。人形遣い・吉田和生が、忠義のために我が子の犠牲を耐える乳人政岡を演じた。

「令和6年初春文楽公演」第3部「平家女護島」より。(提供:国立文楽劇場)

「令和6年初春文楽公演」第3部「平家女護島」より。(提供:国立文楽劇場)[拡大]

「令和6年初春文楽公演」第3部「伊達娘恋緋鹿子」より。(提供:国立文楽劇場)

「令和6年初春文楽公演」第3部「伊達娘恋緋鹿子」より。(提供:国立文楽劇場)[拡大]

第3部の上演演目には「平家女護島」と「伊達娘恋緋鹿子」が並んだ。「平家女護島」では竹本織太夫が語り、鶴澤燕三が三味線を務め、吉田玉男が島流しにされた俊寛僧都の人形を遣う。「伊達娘恋緋鹿子」では恋する乙女の情念が描かれ、娘お七の人形を吉田勘彌が遣った。公演は1月22日まで。

この記事の画像(全19件)

「令和6年初春文楽公演」

2024年1月3日(水)~22日(月)
大阪府 国立文楽劇場

第1部

「七福神宝の入舩」
「近頃河原の達引」四条河原の段、堀川猿廻しの段

第2部

「伽羅先代萩」竹の間の段、御殿の段、政岡忠義の段、床下の段

第3部

「平家女護島」鬼界が島の段
「伊達娘恋緋鹿子」八百屋内の段、火の見櫓の段

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読者の反応

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柏木ゆげひ(朝原広基) @kashiwagiyugehi

国立文楽劇場「初春文楽公演」より舞台写真が到着、「伽羅先代萩」吉田和生が忠義貫く政岡演じる(ステージナタリー1/9) https://t.co/WBjxjlDbbS 「第2部はお家騒動に巻き込まれた人々の悲劇を描く「伽羅先代萩」」

床下の段の三味線は、代役で、霜乃会の鶴澤燕二郎さんがつとめられています。

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