劇団あはひは2019年、シェイクスピア「ソネット集」の吉田健一訳をもとにした「ソネット」を上演した。今年この戯曲が書籍「吉田健一に就て」に収録・出版されたことを記念し、このたび再演される。“Jazz ver.”と銘打つ今回は、俳優のほかミュージシャンが参加し、音楽演劇として立ち上げられる。
作・演出を担う
大塚健太郎コメント
劇場で演劇を見る時、私たちはそこで目と同時に、もしかしたらそれに先立って、まず耳を使ってそれを「見て」いる。
その事を、私は2019年、「ソネット」を書いている時、つまりシェイクスピアと吉田健一という二人の作家の言葉と向き合う過程で強く教えられたのを覚えている。
もう一度そこに立ち返りたいと思った。
それは彼らの言葉を借りて言えば、心の目で、世界を見つめ直し、再発見する体験と言い換えてもいい。
音楽演劇「SONNET JAZZ VERSION」。
普段忘れてしまっている、記憶のなかのあなたと、心の目を通して再び出会い直すための、二日限りの公演です。
劇団あはひ「SONNET Jazz ver.」
2023年12月16日(土)・17日(日)
神奈川県 Chat Noir Yokohama
原典:「十四行詩抄」W.シェイクスピア著、吉田健一訳
作・演出:
出演:松尾敢太郎、宇城悠人、東岳澄、
演奏:大儀見海、川村隆太郎、吉武健次
ステージナタリー @stage_natalie
“出会い直す”ための公演に、劇団あはひ「SONNET」Jazz ver.が本日まで(舞台写真 / コメントあり)
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