舞台「ある都市の死」が、昨日12月6日に東京・草月ホールで開幕した。
これはウワディスワフ・シュピルマン「戦場のピアニスト」と、クリストファー・W.A. スピルマン「シュピルマンの時計」、そしてヘルマン・フィンケ「『戦場のピアニスト』を救ったドイツ国防軍将校:ヴィルム・ホーゼンフェルトの生涯」をもとに、
出演者には
開幕に際し持田は「戦争の中で、何が辛くて、何が幸せで、戦争が終わって、何を幸せに感じて、何を取り戻せなかったのか。シュピルマンやホーゼンフェルトが書き残してくれた事実、クリストファーが息子として書き残してくれた父親像を、とにかく全力で伝えたいと思います」、小栗は「模索しながら積み上げてきたことを、今できることのすべてを懸け、エネルギーを込めてお客様に渡せたらいいなと思います。シュピルマンの生きた人生を、一緒に歩いていただけたら嬉しいです」とコメント。
また小曽根は「最後の曲は、お客様からいただいたエネルギーを受けて、即興で演奏します。毎回違う曲になりますので、そこも楽しみにしていただければと思います」と観客にメッセージを送った。東京公演は12月10日まで。その後本作は12・13日に大阪・サンケイホールブリーゼでも上演される。
持田将史コメント
壮絶な戦争の体験を記録するということは想像以上に大変なことだと、この作品と向き合って改めて感じています。戦争の中で、何が辛くて、何が幸せで、戦争が終わって、何を幸せに感じて、何を取り戻せなかったのか。シュピルマンやホーゼンフェルトが書き残してくれた事実、クリストファーが息子として書き残してくれた父親像を、とにかく全力で伝えたいと思います。
小栗基裕コメント
この作品が投げかけるテーマを伝え、どう演じていくか、稽古中もたくさん悩みながら今日まできました。模索しながら積み上げてきたことを、今できることのすべてを懸け、エネルギーを込めてお客様に渡せたらいいなと思います。シュピルマンの生きた人生を、一緒に歩いていただけたら嬉しいです。
小曽根真コメント
残念ながら今もなお、世界で戦争が起こっているこの時代にこの作品を上演する意味を考えながら、それぞれのシーンを大切に創ってきました。最後の曲は、お客様からいただいたエネルギーを受けて、即興で演奏します。毎回違う曲になりますので、そこも楽しみにしていただければと思います。皆さんと一緒に旅ができるように、しっかり音楽を紡ぎます。劇場でお待ちしています。
舞台「ある都市の死」
2023年12月6日(水)~10日(日)
東京都 草月ホール
2023年12月12日(火)・13日(水)
大阪府 サンケイホールブリーゼ
原作:ウワディスワフ・シュピルマン「戦場のピアニスト」(佐藤泰一 訳、春秋社)、クリストファー・W.A. スピルマン「シュピルマンの時計」(小学館)
上演台本・演出:
出演:持田将史、小栗基裕、小曽根真
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s**t kingzの持田将史・小栗基裕が小曽根真のピアノと紡ぐ「ある都市の死」開幕(舞台写真 / コメントあり)
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