これは、
夏希、千秋、冬美という3人の女性が出会い、「これで春がつく子がいたら完璧だ」と盛り上がる。しかしそれから先ずっと、“春”がつく名前の誰かがこの3人に交わることはない。互いに言及することはないが、人生の節目で皆時折思う。もし“春”のつく誰かがいる4人組だったら、今の私たちはどうなっていただろうか……。
なお1月24日19:00開演回では映画監督の
金子鈴幸コメント
毎回、真っ白で苦し紛れな状況で新作は書いてます。このタイトルも以前思いついたまま「や、俺は好きだがさすがにふざけすぎか……」と思い胸の奥にしまっておいたものです。今回いつも以上に苦し紛れで、とりあえずタイトルだけでも決めねば、という状況で「えいや!」と踏み出してしまいました。このタイトルでやりたいという思いがずっとあったのだとその時気づきました。
そして先ほど、山田太一先生の訃報に接しました。まず心よりご冥福をお祈りします。山田太一作品には多大な感銘と影響を受けてきました。奇しくももじったようなタイトルですが、内容に関係があるかどうかは分かりません。しかし、偉大な先達の、遠すぎる背中に少しでも追いつくような気持ちで挑みたいと今は思っております。よろしくお願いいたします。
コンプソンズ #12「岸辺のベストアルバム!!」
2024年1月24日(水)~28日(日)
東京都 小劇場B1
脚本・演出:
出演:
アール・ケイ @arukeiarukei
もし私たちが4人組だったら…コンプソンズ新作「岸辺のベストアルバム!!」(コメントあり) https://t.co/oBms0fva2f