ミュージカル「ミア・ファミリア」が本日11月24日に東京・東京芸術劇場 シアターウエストにて開幕。これに先駆け同日昼に取材会が行われ、
2013年に韓国で初演された「ミア・ファミリア」は、
植原は稽古を振り返り、「“ノンストップミュージカルコメディ”とうたわれた本作ですが、感情を吐露するしっとりした場面ではリアリティを追求し、コメディシーンではエンタテンメイント要素を意識。バランスを計算しながら稽古に挑みました」と話す。平間は「3LDKというユニットがあってこの作品があって……変な言い方かもしれないですが、“ちょうど良かった”なと。長年一緒にやってきた仲間とやることで、幼なじみという役の設定が自然と深まり、それを作品に乗せていけた」と話した。
本作では平間が4役、水田が5役、植原が8役のキャラクターを演じ分ける。司会から「役作りの苦労はあったか?」と問われた水田は「稽古場は和気あいあいと楽しみながら作る雰囲気だったので、あまり苦労を感じなかった」としつつ、観客に対して「劇中劇があるので多少複雑さはあるかもしれませんが、難しく考えずに楽しんでいただけたら。『このキャラクターがそんなキャラを演じるんだ』といった面白さも」と見どころをアピールした。
続いて植原、平間、水田は「稽古中にこの3人だからこそ安心できたことや、刺激を受けたことがあるか?」という記者の質問に回答した。植原は「子供の頃から知っているので(2人の成長に)びっくりしますね。2人ともとんでもない役者さんになって。『こうやって作り上げていくんだな』『今はこういうスタイルなんだな』と1つひとつのことに感動します」と率直な思いを伝える。
「正直、2人に甘えまくりました」と言う平間は「たとえ時間をかけても自分が納得いくように……特にたっくん(植原)を待たせてでも(笑)」と話し、植原も「(稽古中に)予定より2時間待ちました。本当です(笑)」と明かす。続けて平間は「スタッフさんも小さい頃からお世話になっている方が多く、遠慮せず、安心して作品に突き進めた。そんな中で、たっくんがスッと言う一言が核心を突いていたりして、大人だなと(笑)」と植原に目配せする。
「その頃、水田さんはグミを食べていた」と平間と植原から冗談めかしてイジられた水田は「だいぶ参加してたよ!(笑)」と反論。水田は「ほかの現場では意見を言い出すタイミングを考えるけれど、今回は気になったタイミングでポン!と発言することを許してくれる2人とスタッフさんでした。一緒に舞台に立っていなかった期間にいろいろと経験してきた2人の姿を見てプレッシャーを感じ、良い相乗効果が生まれる環境で稽古ができた」と言葉に力を込めた。
最後に3人は初日に向けて意気込みを述べた。植原は「この作品の上演が発表されてから、皆様に早い段階でチケットをお求めいただいたことをスタッフさんから教えてもらいました。皆様に早くお届けしたいと思って日々過ごしていたので、ようやくその日が来てうれしい」と笑顔を見せる。平間は「最初台本を読んだときは悩むところもありましたが、だんだん不思議と好きになってしまう作品です。ご覧いただく方にもそう思っていただきたいので、精一杯がんばります」と意気込む。
ラストの水田は、それまでより大きな声量で話し始め、植原から「あれ、(このあとのゲネプロに)緊張してる?(笑)」と見抜かれる。そんな水田は「幕が開くギリギリまで皆さんにどう受け入れてもらえるか未知数なので、本番ではその瞬間瞬間に生まれるお客さんとのキャッチボールが良い形になって、天に昇華していったらうれしい」と独自の表現で期待を語った。
東京公演は12月3日まで。その後、23・24日に大阪・梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティで上演される。なおPIA LIVE STREAMでは、11月29日公演の様子がライブ配信される。
ミュージカル「ミア・ファミリア」
2023年11月24日(金)~12月3日(日)
東京都 東京芸術劇場 シアターウエスト
2023年12月23日(土)・24日(日)
大阪府 梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティ
脚本・作詞:
作曲:パク・ヒョンスク
訳詞:
日本版脚本・演出:
出演:
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じゅり @juri_tkyxy_u_ri
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