ミュージカル「クリスマス・キャロル」全国ツアーが去る11月19日に開幕。昨日21日には東京都内で囲み取材会が行われ、
本作は、イギリスの文豪チャールズ・ディケンズの小説をもとにしたミュージカル。劇中では、1843年のイギリス・ロンドンを舞台に、悪どい商売をしている守銭奴のスクルージの物語が描かれる。スクルージが孤独なクリスマスイブを過ごしていると、突然、7年前に亡くなったかつての共同経営者・マーレイの亡霊が現れて……。ツアーは全国19カ所22公演を巡る。
今回初めてスクルージ役を務める松村は、この日までに行われた秋田・能代市文化会館 大ホールと東京・きゅりあん 大ホールでの3公演を振り返り「とにかくお客さまが温かい。本当は僕たちが温かい気持ちにしてさしあげたいと思っているのですが、お客さまに温かい気持ちにさせていただいていて、感謝の気持ちでいっぱいです。これを溜めて、次の公演へとつなげていきたいと思います」と語る。
イザベラ、イライザ、イボンヌの3役を演じる杉本は、約7年ぶりに本作に出演する。杉本は「おばあさんのイボンヌは、実年齢が近付いてきたので、ますます迫力が増したんじゃないかなと(笑)。ミュージカルだからこそ吹っ切れた役柄になれて、楽しく演じさせていただいています」と笑顔を見せた。見どころの1つとなる自身のダンスについては「最初は体力が落ちたのを感じたところもありましたが、稽古でそれが戻ってきた実感があるので、踊っているとすごく幸せです。私を生かしてくださるためにダンスをふんだんに取り入れてくださったことはとてもありがたいです」と話した。
初演からマーレイ役を続投している吉田は、今作ならではの見どころを聞かれ「それはやっぱり雄基さんのスクルージだと心から思います。新鮮ですし、ますますスクルージの人物像が深まった。雄基さんはスクルージならではの嫌な感じを見事に演じてくださっていますが、普段の雄基さんは本当にピュアで素敵な紳士。その人柄が作品にも表れているところをお楽しみいただきたい」とアピールした。
最後に松村が「生きていくことは厳しいことも多いですが、精一杯生きていると必ずそれを支えてくれる人がいる。そして、その人に感謝していけば輪が広がっていく。そんなことを生きる目的にしたいと思えるミュージカルです。必ず笑顔で帰っていただきます」と言葉に力を込め、囲み取材を締めくくった。
ミュージカル「クリスマス・キャロル」全国ツアーは12月26日まで。
ミュージカル「クリスマス・キャロル」
2023年11月20日(月)・21日(火)
東京都 きゅりあん 大ホール
※全国ツアーあり。
原作:チャールズ・ディケンズ「クリスマス・キャロル」より
演出・台本・音楽:西田直木
キャスト
スクルージ:
3人の女(イザベラ・イライザ・イボンヌ):
マーレイ:
過去のクリスマスの精霊:植松恵理
現在のクリスマスの精霊:
未来のクリスマスの精霊:市川由希
ボブ:橋本伶和
シェリル:山上由依子
マーサ:
ティム:吉田瑠那、萩原ゆめの(キャスト)
スクルージ(青年時代):宮野怜雄奈
アンサンブル:中桐光貴、花咲まこと、小林実加、松橋頼良、水沢ふう、村田一紗
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日高信乃 @shino_enta
本当にピュアで素敵な紳士です。雄基さん。 https://t.co/tn0WFWenOH