これは、1957年に発表された手塚の短編「白骨船長」を、小田島創志の脚本、
ロケット“白骨”の船長は、政府がくじ引きで指名した子供を月の裏側へ運んでは捨てていた。その目的は人口の調節。泣き叫ぶ母から子を奪い去る彼は、人々から恨まれていた。そんな彼の愛息ジミーに、死のくじが当たり……。
小山は本作の出演に際し、1994年に手塚原作の舞台「アドルフに告ぐ」に出演したことに触れて「劇団俳優座50周年記念公演『アドルフに告ぐ』で、ユダヤ人・アドルフカミルを演じ、出逢いがあり、人生が大きく変わり、そしてコロナ禍の中、永遠の別れを経験しました。もう演劇の舞台には立つまいと決めていましたが、『アドルフに告ぐ』から30年の節目に手塚作品のお話がありました。『芝居やらなあかん!!』運命と思いお受けしました。心して務めます」と思いを語った。
なお本公演は、文化庁による“劇場・音楽堂等の子供鑑賞体験支援事業”の対象となり、4歳以上18歳以下の子供が各公演枚数限定で無料招待される。子供向け無料チケットの詳細は、12月後半に公式サイトで公開予定。小山、伊波、橋本、井上のコメント全文は以下の通り。
小山力也コメント
ちょうど30年前、劇団俳優座50周年記念公演「アドルフに告ぐ」で、ユダヤ人・アドルフカミルを演じ、出逢いがあり、人生が大きく変わり、そしてコロナ禍の中、永遠の別れを経験しました。もう演劇の舞台には立つまいと決めていましたが、「アドルフに告ぐ」から30年の節目に手塚作品のお話がありました。
「芝居やらなあかん!!」運命と思いお受けしました。心して務めます。
伊波杏樹コメント
この度、朗読劇「白骨船長」に出演させていただきます伊波杏樹です!
“朗読劇”としての見どころだけに留まらず、新たな表現が生まれる瞬間に立ち会える
そんな予感がしています……!
演出家の元吉さんをはじめ、キャストの皆様とこの物語に生きる言葉と想いをしっかりとお届けしたいと思っております。
引き続き、続報を楽しみにお待ちください!
橋本祥平コメント
「白骨船長」という名作が発行されてから幾つもの年月が経ち、この令和に朗読劇という形で皆様にお届け出来ること心から光栄に思います。
本番で手に持つ本の中へ僕自身が入り込んで白骨船長の物語を歩んでいきたいです。
僕達の声と音楽やダンス、映像、照明の力でより想像力をかきたて、皆様の視界と脳内で物語を楽しんでくださると幸いです。
井上想良コメント
この度、朗読劇「白骨船長」に出演させていただくことになりました井上想良です。初めての朗読劇への出演にとても緊張していますが、偉大な手塚治虫先生の作品に出演できること、光栄に思っています。
この作品は「生」について考えさせられる作品です。演出家の元吉さんと話し合いながら、一つ一つ丁寧に役を作り上げていこうと思います。
作品に対する愛や熱を皆様に届けられるよう、全身全霊で頑張ります。観ていただける日を心より楽しみにしています。
豊島区国際アート・カルチャー特命大使/SDGs特命大使自主企画事業 朗読劇「白骨船長」
2024年1月25日(木)~31日(水)
東京都 あうるすぽっと
原作:
脚本:小田島創志
演出:
出演:
※手塚治虫の「塚」は旧字が正式表記。
Ko-Z @particolare1964
手塚治虫原作、朗読劇「白骨船長」に小山力也・伊波杏樹・橋本祥平・井上想良(コメントあり) - ステージナタリー https://t.co/kqE4E4IB9s